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カテゴリ:こんな本読んだ
![]() 先日当たった本 「図書館の女王を捜して」 新井千裕著読みました。 あらすじ 本の大好きだった妻は自宅にももちろんたくさんの書棚があり、図書館でも誰もが寄りつかない全集の本を読破するのを目的とし、読み終わった本にホワイトローズという香水を移り香にした白い蝶の栞を挟み込んで置いてきていた。 そんな妻を交通事故で亡くした夫(主人公)はそれ以来すっかりやる気を失い、ほとんど仕事にならない、「何でも屋」という仕事を始め毎日飲んだくれている。そんなある日、サチエという女性から「肖像画を描いて貰いたい」という依頼が来る。主人公が絵を描くわけではなく、モデルになるのだが、サチエは一緒に画家を連れてきてデッサンを始める。出来上がった絵はサチエの元夫ヒロミチ(ガンで亡くなっていた)という主人公の守護霊。 画家は守護霊が見えてそれを描いている。 その画家曰く、ヒロミチはサチエを主人公とくっつけたい、と言う希望で主人公の守護霊となっていると言うのだ。 半信半疑だが、1軒家の店子の明にそのことを話すと、明は全盲だが、霊と交信できると言う。 そして明はヒロミチは主人公ではなくサチエの守護霊となっていると言う。そして主人公の妻はなんと生前かわいがっていた犬(パピヨン)のパピの中に入り込んでしまい、出られなくなってしまっていた。 それでもある日パピから抜けられた妻の霊。 そして主人公からも離れていく。 読み終わって?????? なのよね。 守護霊の話がやたら出てきて、でも全然怖くないので、オカルトとは違う。 でもタイトルの図書館の女王を捜しているわけでもない。 それでも中で妻の残した言葉。 「せめて生きている間は楽しい本を読んで楽しい時間を持ちましょう」 これには共感できたけれど、全体としてはやっぱり????かな~~ 口当たりの軽いスナック、と言う感じですね。
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