美辞麗句を並べる奴にろくな奴はいないということ。
老いて衰えた時に全てが見えてくるという。要するに、シェイクスピアの戯曲「リア王」の主人公の王様リアの心境だということのようです。老いたリア王は、三人の娘のうち、最も自分を愛している者に一番良い土地を与えると約束する。この件で上の姉たちは美辞麗句を並べてリア王を煽てて一番良い土地を手にするが、手にした途端にリア王を虐待するのです。リア王が怒ったところで後の祭り、本当に自分を愛していたのは末娘だったということ。まぁ、美辞麗句を並べる奴にろくな奴はいないということなのでしょう。で、そのろくでなしの美辞麗句に酔いしれる奴もまたろくでなしだということ。 老いて衰えた時に全てが見えて来たときには、もう遅い。