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カテゴリ:映画(DVD含む)
恒例のアニメ映画です。
先日、漫画を衝動買いして その後、アニメ化されるのを知りました。 漫画との違いによる評価を交えながら ネタバレを少なくしてレビューしてみます(難しい…… 【いばらの王】評価:70点 メドゥーサという石化をする致死率100%の奇病が流行った世界。 主人公であり、メドゥーサの患者でもあるカスミは治療法が 確立される未来に向けてコールドスリープを行い、眠りにつく。 しかし、目が覚めるとそこは謎の茨が生い茂り、 凶暴な怪物のいる世界だった…… というのが触りの部分です。この部分は原作も映画も変わりません。 映画と原作の違いはそこから結末へと至る道筋とキャラクターの 立ち位置の違いです。原作読了済みの方は原作との違いを 楽しみながらみるという楽しみがあると思います。 原作を知らない方は先入観を持たずに映画をお楽しみくださいw さて、映画と原作の違いは結末へと至る道筋の違いと、 キャラクターの立ち位置の違いであると先程述べました。 どのように違うかといえば、原作は漫画であるということと 作者がファンタジー路線が得意という点が特徴であるといえます。 逆に映画は原作を可能な限り映画的な表現で描いた作品である ことが特徴であるといえます。 非常に婉曲的な表現ではありますが、火星さんはそのように感じました。 原作の展開が無条件に好きな人はもしかすると受け付けない可能性もありますが 火星さん的には映画化してよかった作品であると思います。 特に、コールドスリープカプセルに入るまでの描写は原作と比べると 非常に長くとってありますが、コールドスリープカプセルがどのようなものか ということを我々に伝えることと、映画のための伏線としてうまく機能している と感じました。 逆に、映画は原作に比べ非常に限られた時間であるためキャラクターの造形や 奥行きのようなものが限られてしまったといえるかもしれません。ほかにも 映画的であるが故に主人公がたどり着くラストシーンがすこし陳腐である ように感じられました。いや、原作通りの終わり方が正解というわけではないんですが ちょいと、ありきたりなメッセージだったのが寂しいなーと思いました。 映画に近づけた、もしくは可能な限り映画的手法で作り直したといえる 映画版であればいい落しどころなのかもしれませんが…… あと、瑣末なことですがティムがかなりのウザキャラになっているのが ちょっと気になりました。あれは誰でもイラッとくるってw さてさて、そろそろネタバレなしでは厳しいレベルになってきたので 筆をおきますが映画を観るかどうか迷っている人に一言。 先日、エヴァンゲリヲンが発売されたのでアニメ映画はお腹いっぱい という人も多いと思われますが、火星さんとしては 漫画を映画にする際のお手本というか、原作ものを映画化する際の改変の仕方の お手本というか、映画的手法を学ぶにはとてもいい 一本ではあるとおもうので是非見ていただきたいと思います。 ではでは、したらな!! いばらの王 公式サイト 劇場前でとってきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/05/28 12:59:21 AM
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