2021/05/11(火)07:53
4回目の抗がん剤治療
4月22日夫に送られてJ病院753室入院。お馴染みの看護師さんが声をかけてくれる。
血圧 体温 体重測定
今回もドラキュラ兄さんが 採血4本抜きにきた。兄さんの話だと近くに天然温泉があるそうだ。茶色い温泉で熱いそう。体調が良くなったら今度いってみよう。
ガン細胞が減っているのはCT検査や血液検査でだいたいわかるそうなので結果が出たら聞いてみよう。
4月23日いつもの薬を飲み、ブレドニンが配られてきた。8錠の小さな錠剤をのみ、スタンバイOK、今回はカロナール3錠がプラスされる。
まずはステロイド薬の点滴から
↓
リツキシマブ
四回目もリツキシマブ点滴のスピードを200に上げたら蕁麻疹が出て点滴をストップ。アレルギー止めの点滴、その後またリツキシマブ再開
300に上げたら又蕁麻疹
またストップしてアレルギー止めの点滴
リツキシマブ再開200から
それから4つぐらい点滴をして
点滴がいくつもぶら下がっている
終わったのが0時 過ぎ 長かった。
治療前にカロナールを3錠飲みリツキシマブのまえにステロイドの点滴をしたがそのなかに睡眠薬が入っていたのかうとうとしっぱなし、うとうと状態のうちにリツキシマブを入れてしまう戦略だったのかそれが効いたのか今回の蕁麻疹は二回とも耐えられる出方だった。それでも首、頭、背中に出て気持ち悪い思いをした。夜中に下痢になり点滴中にトイレに駆け込んだが障害が(管付き)あり紙パンツに救われた。
今回も長い闘いだった。沢山の化学物質が体に入れられガン細胞を打ちのめしてくれると信じたいが完全打倒出きるのか疑問も生じる。
今は信じよう。
4月24日
皮下注射ジーラスタを打つ
これは白血球、赤血球、ヘモグロビンを増やす効果のため前回の採血で全てLローだったからかな。
その後持ち帰り用の薬が山のように届く
この他に通常飲む薬がプラスされる
薬漬けの毎日がしばらく続く。
会計を済ませ玄関入り口で娘の迎えを待つ。最後の最後に打ったジーラスタの副作用か頭がふらふらする。外の空気が気持ち良い。外はいいな!
一晩中一時間毎にトイレに起き寝不足。早く体外に出してしまわないといけないから水分を沢山補給したせい。それでも気分は悪くない。
庭の花たちは
いつの間にかツルコザクラやビオラに種が付き、ジャーマンアイリスやオダマキが咲き始めてた。庭は数日で雰囲気が変わる。せめて庭ぐらい花盛りになっていて欲しい。
昨日もそうだったが今日も上半身が熱く下半身が寒い。変な感じ。
孫4と孫5が届け物を持って来てくれた。孫4は私の胸の高さまで背が伸びていた。「おばあちゃんはいつになったら良くなるの」と聞かれた。またみんなでお食事したいね。良くなるまで待っていてね。
来月8歳になるけれど毎年作るお誕生日の記念写真が作れない。赤ちゃんの時から成長記録を写真に撮ってある。今日も二人をパチリ。でも一年間に撮った写真をA4写真用紙にまとめるのは今は無理なようだ。元気になったら作るね!二人は振り向き振り向き帰っていった。
4月25日朝一で娘が夫を迎えに来た。夫は三回目の治療で入院した。
私は1日うつらうつら。腕がだるくスマホが重く感じる。でも気分は悪くない。今は喉がイガイガして粘っこいタンが出る。
4月26日昨夜は一睡も出来ず。薬のせいか。喉のイガイガは治らず横になって寝ていると余計苦しい。トローチを舐めてもその時だけで収まらない。二回ほど吐き気状態になり多量の唾液が流れた。良く解釈すれば顎下腺の腫れを抗がん剤が叩いてくれているのか我慢我慢で朝を迎えた。しかし、このイガイガは今日も続いた。体を起こしていないと息が苦しい。
便秘と不眠を引き起こすプレドニン錠が昼食後8錠飲んで終わりになった。明日からは眠れるかな。
4月28日昼間眠いのに眠れない
体は立っていられないほどの疲労を感じているのに頭の何処かが冴えている。これも睡眠剤の副作用なのかプレドニンのせいなのか。
胸骨が痛く圧迫する感じ。腕が重くだるい。入院中看護師さんが痛かったり辛かったりした時は我慢しないで痛み止めを飲みなさいと言っていた。今まで胸骨が痛くても我慢していたが今日は痛み止めを飲んだ。楽になった。薬はあまり飲みたくなかったが楽な道を選んでしまった。
唯一救われているのは食欲があること。毎食しっかりと食べられる!
4月29日朝から雨が降っている。庭の水撒きがいらない。元気になったら春蒔きの種を蒔こう。オイランソウ、百日草、、、花の名前が出てこない。雨音を聞きながら寝てしまった。朝ごはんも食べないで11時迄寝てしまう。昼過ぎに娘が食料品を買って持ってきてくれる。
夕飯は夫がレトルトカレーを作ってくれた。
4月30日昨日は雨が良く降っていた。今朝は5時に目が覚める。腕がダルく重い。昨日やっとのおもいで頭を洗うがドライヤーが重くて持てず困った。
抗がん剤治療からだいたい二週間は副作用で体調が悪く気分も低迷している。二週間を過ぎた頃から少しずつ気力や体力が上向きになって来るようだ。
5月5日娘二人が家に来て夫の決断(治療はしない)に物申した。結果として娘同伴でもう一度主治医の説明を受けることにした。
5月7日先月娘が食洗機があると便利だからと言って工事不要の食洗機を注文してくれた。それが届いたので娘に設置してもらった。使い方を覚えなくてはいけないので取説を見ながら何回もお復習してしまった。仕事帰りでお疲れのところ有り難うでした。
5月8日娘の付き添いで夫がO病院を受診。先生から詳しく説明を受け、本人も納得したのか今後の治療を続けることに決めたそうだ。娘たちよ有り難う!
5月9日 姉にTELしたら姉は外出中で義兄が電話口に出た。若々しい声で昔とちっとも変わっていない。とても83才の声ではない。お見舞いのお礼と二人の治療経過を報告した。
5月10日J病院へ
採血4本、レントゲン、主治医受診
本日の採血とレントゲンの結果異常値が見られないことで五回目の抗がん剤治療は中止になった。入院もPCRも無し。その代わり国立がんセンターでPET-CTを受けることになった。これを受診することで全身のがんなどを一度に調べることが出来るそうで何処にガンがあるかわかるため今後の治療方法も変わってくる。
リツキシマブやプレドニンとさよならできると思うと気持ちが軽くなりもう治癒した気分。
まぁ、あまり喜ぶとぬか喜びになったときショックなので6月1日までは体力と免疫力を上げておこう。