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カテゴリ:読書のこと
読書日記です。
『羽生善治論』(加藤一二三) -「天才」とは何か 将棋盤を挟んで垣間見た 「勝ち続ける棋士」の秘密! 現代の天才棋士といえば藤井聡太さん かもしれませんが、 ひと昔前の世代では、 羽生善治さんでしょう。 神武以来(じんむこのかた)の天才、 加藤一二三さん(ひふみん)が 羽生さんの強さの秘密を探った書籍です。 将棋にさほど、というか全然造詣が 深くなくても、読みやすく 将棋の愉しさが伝わってきます。 第一章の羽生は天才か、では、 自らと羽生さんを比較しつつ、 天才の条件へのあてはめをしていて、 ひふみんが凄い棋士だったことが 初めて分かりました。 (そっちは本題ではないんですが…) 神武以来(じんむこのかた)の天才 (本書では「大天才」との記載もあり)、 やはり伊達ではないです。。 個人的に印象に残ったところは以下です。 1.あとから考えた手というのは、 冷静かつ慎重に、確認しながら読んで いった末の選択であるのだから、 その思考回路に欠陥はないはずで ある。・・・。 しかし、現実はそうではない。 というのは、読むときには 往々にして自分の都合のいいように 読んでしまうからだ。(P27) ⇒正当化バイアスみたいなもの でしょうか。天才は直感を優先 するようです。 確かに株式を購入する際も、 後付けで良い理由を自己補強しがち。。 2.羽生さん自身著書の中で 「発想自体は他の棋士と変わらない はずだ。ただ、 『これでいけるだろう』と判断する 基準が、私の場合、甘いらしい。 可能性を人より広く持っている のかもしれない。」(P93) ⇒勝負勘を磨いたら、勝利に繋がる 糸のような細いコースを選べる のでしょうか。凡人には無理か。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.06.02 08:20:28
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