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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2007年04月04日
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カテゴリ:子供

昨日から、夫とニコちゃんと私の3人だけの生活が始まった。
上の子二人がいないと家の中はとても静か。
家の中をどたどた走り回り人もいないし、散らかす人もいない。
昨年夏に二人がアメリカに行ってしまった時は、夫と一日中家の中で顔をつき合わせているのが退屈で苦痛だったけど、今回は、ニコちゃんがいて、適度に私の仕事があるので、寂しいと思うこともない。余裕を持って、赤ちゃんのいる生活を楽しめる。

ニコちゃんは、日中寝ている時間が長いし、泣いても可愛げがある。でも、ほったらかしにしていると、泣き声が悲鳴に変わる。こんな小さい体からよくこんな大きな声が出るなーと感心するほどうるさい。身体を真っ赤にして、痙攣寸前の感じで、泣き叫ぶ。そうでもしないと、普段は、上の子二人の圧倒的存在感に負けてしまうから、ニコちゃんなりの自己主張の仕方なのだろう。しかし、あまりにうるさいと、みんなにすぐ「おしゃぶり」を口にいれられてしまう。

ドイツでは、赤ちゃんを黙らせるために「おしゃぶり」を口に突っ込むのは、常套手段。病院でも、ナースステーションに赤ちゃんを預けて、受け取りに行くと、必ずおしゃぶりを口に突っ込まれていた。赤ちゃんは、「吸いたい」という欲求が強いの、まあまあの確率で、黙らせることができる。おしゃぶりを加えながら眠りに付くこともある。ドイツでは、おしゃぶりを使用している赤ちゃんは、本当に多く、2歳や3歳になっても、おしゃぶりを手放せない子も少なからずいる。そういうのは、正直、みっともないなーと思う。でも、まさに、生まれた時からの習慣だから、一朝一夕には、直らないのだろう。

ところで、病院では、ベットの脇に転がっている前日使ったおしゃぶりをそのまま平気で使っていた。いちいち煮沸消毒しなくて大丈夫なのだろうか?と思っていたが、他の赤ちゃんもみんなそのように、同じおしゃぶりを何度も何度も使用していたが、問題は何もなかったようだった。それで免疫ができたのか、家でも、賢浩が平気で、その辺に転がっているおしゃぶりを、ニコちゃんの口に突っ込んでいるが、いまのところ、ニコちゃんは、元気にスクスク育っている。なるべく、熱湯で消毒するようにしているのだが、すぐにおしゃぶりを口から吐き出してしまうことが多いので、いちいち気にしていられなくなった。もちろん、床に落ちたものは使わないように、と賢浩にも強く言い聞かせているが、日本の育児書に書いてあるように、神経質にならなくてもいいのではないか?と思うようになってきた。ズボラな私には、ドイツ式の大雑把なやり方の方があう、というか、自分の都合のいいように何でも解釈している。そして、そういう考え方の方が、育児ノイローゼになったり、産後鬱になったりするのを防ぐのにいいのでは・・などと自分を正当化している。






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最終更新日  2007年04月05日 04時19分23秒
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