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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2008年09月12日
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カテゴリ:子供

ニコちゃんも18ヶ月。

「バイバーイ」と言いながら手を振る。ドイツ人は、バイバイって言わない。バイバイの時は、「チュース!」っていうのだけど、「チュース」と言っても、ニコちゃんは反応しない。

椅子を動かし、高いところにあるものを取ったり、上ったりする。だから、手が届かないから安全と思っていたものが、壊されていた・・ということもよくある。食卓のテーブルにも椅子を使ってのぼり、テーブルの上のものを床に全部投げられたこともある(涙)。

こぶしで胸を叩き、ゴリラというか、ターザンのマネを良くする。これは、賢浩が教えたもの。2人で、ハンターごっこをしてよく遊んでいる。意味もなく、突然雄たけびを上げることも多い。

ハーモニカ、リコーダーをブッブカ吹くことができる。キーボードも自分で椅子にのぼり、スイッチをいれてバンバン叩いて音を出すことができる。

つま先立ちができる。また、4つんばいになり、片足だけ上にあげる、というポーズもお得意。

ブラシで髪の毛を梳く。ブラシは、そうやって使うものと言うことがわかってきたようだ。

歯みがきを嫌がる。以前は、歯ブラシを渡すと、マネをして歯みがきをしてくれたが、最近は、歯ブラシを投げ捨てる。私が磨こうとしても、口を開くのを拒否する。

好き嫌いがはっきりしてきた。嫌いなものは、食べさせようとしても、手で払いのける。また、一旦口に入れても、気に入らなければ、そのまま吐き出す。

コップで上手に飲める。でも、コップに手を突っ込み、水遊びを始めたり、コップをひっくり返して、あたりをびしょびしょにすることも多い。

ニコちゃんは、リビングルームにマットレスを敷いて寝ているのだが、寝相が悪い。蒲団をすぐに蹴っ飛ばす。朝起きると、一人で遊んでいる。8時半ごろ、バタバタと言う音が聞こえるが、ドアは閉じたまま。こちらがドアの向こうにいると言うことがわかると、ドアをどんどん叩いて、開けてくれ!とせがむが、こちらが静かにしていると、一人で遊んでいる。9時半ごろ、ドアをあけて部屋に入っていくと、たいてい、静かに椅子に座って、絵本を見ている。

一旦私の顔をみてしまうと、、もう一人遊びはできなくなる。シャワーをさせたり、着替えさせたりで、仕度に30分以上かかる。裸のまま、家中を走り回る。おしっこを漏らすこともあり、全く、犬やネコより始末が悪い。

その後、簡単に朝食を食べ、買い物に出かけるのが日課。スーパーでは、手に届くものは何でも取ろうとするので困る。そういう時は、たいてい、何かを買って、お金を払う前に、その場で袋を開け、食べさせる。最後には、お金を払うのだから、食べ逃げではないし、そういうことをしている人は多い。ニコちゃんもそれがわかっているから、我慢できないで、わめきだす。手に負えないので、何か食べ物を渡す・・というパターン。家から食べ物を持っていくと、かえって紛らわしいので、現地調達することが多い。

しかし、こういう習慣のまま、日本に帰ったら、どうなるのかちょっと不安。日本のスーパーで、レジでお金を払うまでに食べさせてしまったら、どうなるのかな?

昨日は、お肉を買ったら、ハムをおまけにくれた。ぐずらなかったので、ニコちゃんのものは何も買わず、そのままレジに並んでいたら、レジの前においてあるお菓子を片っ端から取ろうとした。どのスーパーもレジの前に、ガムやチョコが並べてあって、本当に困る。ニコちゃんが取るものをすぐに奪い返し、元の棚に戻す私・・。そんないたちごっこを続けていたら、私の後ろに並んでいた60歳ぐらいの女性が笑っていた。会計をすませ、帰ろうとしたら、後ろからその女性に呼び止められた。「これを、お子さんにどうぞ!」と言って、中におまけが入っている卵型のチョコレートをニコちゃんにくれた。わざわざニコちゃんのために、それを買ってくれたのだ。びっくりしたけど、うれしかった。

聞き分けのない子供といると、肩身の狭い思いをすることも多い。周りに迷惑を掛けていることはわかっているので、「まったく、うるさい子だ!」というような批判的な目を向けられると、落ち込む。だから、本当はニコちゃんにチョコレートを食べさせたくはなかったけど、彼女の行為は、励ましのように思えてうれしかった。

へこむこともあるけど、どちらかと言うと、今回のように、温かい目で見てくれる人のほうが多い。ニコちゃんと歩いていると、庭先に咲いている花を切って、プレゼントしてくれたり、ポケットからお菓子を出してくれたり、と、ちょっとした優しさに出会うことも多い。私も寛容な気持ちで他人に接してあげるように心掛けなくては・・・。

(写真:チョコレートにかぶりつくニコちゃん)






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最終更新日  2008年09月12日 16時25分50秒
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