ドイツでマルチリンガルを育てる

2010/01/15(金)23:59

職業訓練校

老人介護士への道(21)

ニコちゃん、幼稚園4日目。 今日も9時半ごろ登園。すでにお誕生会が始まっていた。しばらく一緒にいたが、場所を移動してみんなでケーキを食べることになり、先生が、「今日はニコを一人でおいていってもいいですよ。」と言ってくれた。ニコちゃんは、それまでご機嫌にしていたのに、先生とママが何の相談をしているのか理解したようで、とたんに泣き出した。 それでも、先生は、「とりあえず、1時間後に迎えに来てください。でも、どうしてもだめなら、30分ぐらいで電話するかもしれませんのでおうちにいてください。」と言ってくれた。 結局、電話はなく、1時間後に幼稚園に行ったら園庭にいた。遊んでいるというよりは、他の子が遊んでいるのをボーっと眺めていたというのが正しい表現。でも、私の顔を見るなり、泣いて駆け出してきた。先生の話によると、泣いたり、ぼーっと静かにしていたり、そうかと思えば、また思い出したように泣く、の繰り返しだったとか。今日は、園長先生はいなかったのだけど、第3の先生がいたので、2人体制だった。 その後は、12時まで教室でニコちゃんを見守ることになった。月曜日は用事があり、私は迎えにいけない。賢浩にお迎えしてもらうので、今日は予行演習で、賢浩に学校が終わったら幼稚園に来るように伝えていた。 小学校は11時45分に授業が終わる。幼稚園のすぐ裏手にあるので、たくさんの小学生が弟や妹のお迎えをしている。賢浩もニコちゃんのお迎えをしたくてウズウズしているのだが、まだまだニコちゃんが幼稚園になれないので、なかなかチャンスがなくて、がっかりしていた。 月曜日に、私は家の近くの老人介護士職業訓練校で面接がある。入学試験はなく、書類と面接で決まる。よほど学業成績に問題がない限り、いつも定員割れをしているので、不合格になることはないようだ。しかし、私の場合、ドイツ語力に問題ありで、不合格になる可能性はある。 今週、ニコちゃんが幼稚園に行っている間、面接の準備をしようと思っていたのに、ぜんぜんそんな時間はなかった。かえって、幼稚園で私自身が疲れてしまった。 職業訓練は、主に中卒、高卒後の進路のひとつなので、夏休み後に始まるのが一般的。私の応募した学校も、10月始まり。願書は随時受付中らしい。願書の受付期間はあってないようなものだから、受付順に面接は随時行われる。その後、合否を伝えられるのだが、ここで不合格になった場合、多くの人は、併願していて他の学校を受けたりするようだ。だから、学校側も、合格を出したものの、生徒がほかの学校も受かってそちらに行ってしまう、ということもあり得る。応募用紙には、併願校を記入する欄があった。 学費は、BA州の場合、老人介護の職業訓練は、州が負担してくれる。同じドイツ国内でも、州によって負担額が違うようだ。 学校によって、かかる経費も違うようだが、私が応募している学校は、入学金50ユーロのほか、年に実習や教材代として105ユーロの負担がかかる。教科書代なども実費のようだ。 どんなこと聞かれるのか、ドキドキ。とっさにドイツ語でなんて言葉が出ない。定員25名に対し、17-18名ぐらいしか卒業生がいないようだけど、これは途中落伍者がいるのか、もともとかなりの定員割れだったのかわからない。 今は、ものすごい不況で、大学を出ても、きちんとした職業訓練を受けても、なかなか就職先がない状態。その点、老人介護士は、ドイツでも売り手市場。だから、今年はもしかして、受験数がはねあがるかも、と少し不安。 明日も、1日中、子供の行事に振り回されるので、日曜日に詰め込みで準備するしか時間がない。冬休み、もっと計画的に準備しておけばよかった・・・。テストと事前にわかっていても全然勉強しない子供に、切れまくっているのに、自分には甘い私。

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