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カテゴリ:子供
昨日、にこちゃんの5歳の誕生日会を開いた。
にこちゃんの誕生日会をお友達を呼んで開くのは初めて。 1週間前に招待状を出したのに、3人からしか返事がもらえず、何人きてくれるのかドキドキした。前日に、近所の同じクラスの6歳の女の子とママに、「明日、誕生日会を開くけど、よかったら来て貰えませんか?」と声を掛けてみた。ママとは、昔ドイツ語コースで一緒だったこともあり、私がクラスで唯一「Du」で話す間柄。にこちゃんと一緒に小学校に行く予定の子を呼んでいたので、彼女には招待状を出さなかったんだけど、一緒に遊ぶこともあるようなので、「喜んで!」と返事してもらえた。 当日の朝の時点で、同じクラスの女の子二人と男の子一人が来てくれて、あと、違うクラスだけど、近所に住む仲良しのヨハネス君が縦笛のレッスンのため1時間遅れてくる、ということがわかった。その日のお昼過ぎに、同じクラスの女の子のママから電話があり、「行きます。」と言われた。 開始は、午後2時半に設定していたが、直前に参加すると連絡をくれた女の子は、なんと1時半に来た。「ちょっと早いですけど、いいですか?」とその子を連れてきたお姉さんに聞かれた。 賢浩に頼んで、にこちゃんとその女の子と遊んでもらった。 結構みんな時間より早めに来てくれた。 男の子はK君というのだけど、事前にママから、「うちの子はちょっとほかの子と違いますが、大丈夫ですか?」と聞かれていたし、先生からも、「K君はいろいろと問題があるので、ニコとは一緒に小学校に通うことにはならないでしょう。どういう子かは、見ればわかるはずです。」と言われていたので、ちょっと不安だった。もしかして、ものすごくハイパーな子で、うちにあるものを壊されるのではないか・・と心配で、ガラスのものとかはすべて片付け、危ないものを全部しまった。 K君のお母さんは、「もしなんかあったら、これが電話番号ですので、すぐに電話ください。」といって、メモを置いていった。 ところが、彼は、全然乱暴な子ではなかった。むしろ、おとなしい。 一緒にケーキを食べよう、とか、ゲームをしよう、と誘っても、一人で遊んでいるだけ。体に触られるのを嫌がった。 天気がいいので、ガーデンパーティーにしたのだが、そのうちみんな家の中に入ってにこちゃんは、もらったプレゼントで、K君はにこちゃんの車のおもちゃをたくさん並べて遊び始め、女の子3人はゲームをし始めた。 そこにヨハネス君が来たのだけど、今度はヨハネス君とにこちゃんが一緒に遊んで、女の子たちは、恵子が昔使っていたバービー人形で遊び始めた。あいかわらずK君は一人で遊んでいた。ゲームをしようと言ってもみんな嫌がり、ピザを一緒に作ろうと誘っても、断られた。(せっかく、トッピングとかもかわいく切りそろえて用意したのに・・・・・) 恵子は幼稚園のころ、バービーが大好きで、馬小屋とか、ペットショップとか、いろいろ持っていて、女の子たちはすごく気に入ってしまったようで、夢中で遊んでいた。女の子には恵子が、男の子には賢浩がついて、遊んであげていたが、賢浩がテニスに行かなくてはならなかったので、主人に賢浩のピンチヒッターを頼んだ。 うちの主人は、自分自身が子供みたいな人で、子供のお菓子を「パパにもちょうだい」と本気でねだったり、くだらないことばかりをして、あきれることがしばしばあるが、そういう人だから小さい子供の受けは抜群。 あっという間に、ばらばらだった6人の子供たちを庭に出して、一緒にかくれんぼをしたり、鬼ごっこをしたり、みんな一緒に走り回って楽しい雰囲気になった。 「パパって、普段は、なんだかなーと思うことが多いけど、こういうときはさすがだなーって思うよね。」と恵子と感心してしまった。 K君のママは、5時ぐらいに迎えに来た。終了予定時間より早かったが、次の予定があるので、と言っていた。でも、もしかして、本当は心配で、早めに迎えにきたのかもしれない。 実は、K君からは、子供の誕生会にしては、かなり高価なプレゼントをもらった。 Carsの主人公のマックイーンのリモートコントロールカー。バッテリーが必要なのだけど、わざわざ乾電池まで買って添えてあった。 K君のママは、「うちの子は8月生まれで、いつも夏休みなので、誕生会を開いたことがないんですよ。」と言っていた。うちも、今回が初めてです、と伝えたが、たぶん、自分の子供が誕生会に呼ばれてうれしかったのと、もしかして迷惑をかけたら困ると思って、高価なプレゼントを用意してくれたのではないかと推測している。 主人は、「K君は、どこも変わったところなんかないよ。一緒に楽しく遊んでいたよ。いつも声を掛けたり、雰囲気を作れば、大丈夫だよ。特別視するのはおかしい。」と言っていた。恵子は、「あの子は、集中力がすごい。」と言っていた。 幼稚園の先生は、「みればわかりますよ。」といったけど、私には、「普通の子より、協調性がないかな?」「独自の世界に住んでいるのかな?」ぐらいで、「にこちゃんのほうが、ハイパーテンションでワイルドすぎて、よほど問題がある。」と思えたほどだ。 よくわからないけど、もしかして、K君はいわゆる「自閉症」なのではないかと思った。私は自閉症には詳しくないが、もし、そうだとして、お母さんがそのことで、気を遣っているとしたら、悲しい話だなーと思う。うちで、K君がいて困ったなんて思った瞬間は1秒たりともなかった。私が勝手に思っているだけかもしれないが、にこちゃんが喜んで遊んでいる高価なプレゼントをみるたびに、ちょっと切なくなる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年03月25日 02時03分04秒
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