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カテゴリ:ニコちゃんの言語発達
ニコちゃんの言語療法、今日で31回目。
内容は、ほぼいつもと同じ。 記憶力増強練習、冠詞の練習、それから 理解力を試すゲームをしたそうだ。 冠詞は、やはりほとんどできず、どの単語がEinもしくはDer Das、どれがEine もしくはDieになるか身についておらず、その場で思いついたものを口にするだけだったそうだ。 理解力テストは、絵を見て、たとえば、「椅子の上にいるオレンジ色のねずみをさがして」などの先生の指示に従う。ねずみは何匹もいるので、「椅子の上」「オレンジ色」というような言葉をよく聞かなくては、正しいものがさがせない。この練習は、にこちゃんにはハードルが高そうに思えたが、意外にも良くできたそうだ。 そのあと、先生から、「Ergotherapie(作業療法)というのを聞いたことがありますか? 今回、新しい処方箋をもらったので、あと9回セラピーができますが、それが終わったら、言語療法は一旦おしまいにしたほうがいいと思います。ニコは、集中力に欠けるので、こちらが指示しても、余所見ばかりして、なかなか前に進みません。作業療法では、集中力を高める訓練をします。言葉には余り関係ないですが、ニコには、集中力をつけることこそが、言語能力を高めることにつながると思うのです。この次、小児科医と話すことがあったら、相談してみてください。普通、言語療法と作業療法の処方箋を同時に出すことはないので、いったん言語療法をやめて、作業療法に切り替えることをお勧めします。」と言われた。 私は、作業療法というのは、体のコーディネーションがうまくいかない人が通う「リハビリ」のようなものと理解していた。ニコチャンは、運動神経は抜群にいい。レゴの組み立ても上手だ。いろいろな人に聞いても、ニコには必要ないよ、と言われていた。「集中力を高める」ためのところでもあるとは知らなかった。 5月に5歳児検診があるので、相談してみようと思う。 今週は、恵子は、BOGY(ギムナジウム生の職業実習)。家から電車で30分ぐらいのことろにある病院で実習なので、家から通っている。今日が初日。脳神経外科の仕事を見たいというのがその病院を選んだ理由だが、1日8時間労働のうちの半分以上は、看護士の手伝いで、ベッドシーツの取替えとか、配膳の手伝いや、患者さん(大半が年寄り)が食べやすいようにスパゲッティーを小さくきってあげるとか、薬を1階から上階に運んだり、結構あれこれ命じられているようで、「もうクタクタ・・・」と言いながら家に帰ってきた。 LGHでも、週に1回、目の不自由な人のための老人ホームで奉仕をしているのだが、Bogyのほうが、疲れるけど「することがはっきりしている」から楽しいといっていた。 今日は、そのほか、聴診器を使っての血圧の測り方と糖尿病の人の血糖値の測り方を教えてもらったそうだ。さすがに、患者さんの血圧は測らせてもらえないが、看護士長の血圧を実際にはからせてもらったようだ。「簡単だった」と言っていた。そのほか、トモグラフィーもみせてもらったらしい。 このBOGYは、日本で言えば、高校1年生に相当する学年ですることがBW州のギムナジウムでは、義務付けられている。私の高校時代にも、こういう制度があったら、もう少し視野が広がったのに・・と思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年03月27日 07時03分56秒
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