|
カテゴリ:子供
賢浩が無事日本に着いた。
入国の際、スーツケースを開けるように言われたそうだ。お土産としてワイン2本を持たせたのだが、それに対して課税されたと報告された。確かワインは3本までは無税だったはずだから、それはおかしいと思った。そもそも今までスーツケースを開けるように命令されたことがなかったのに、今回賢浩が開けるように命じられたことも驚いた。賢浩は日本円の手持ちがなく、イギリスパウンドで払い、お釣りを日本円でもらったと言っていた。課税額は300円。 税関のホームページをみたら、「個人的に使用すると認められるものに限り、規定の範囲内で免税」と説明があった。未成年の場合は、酒とタバコは免税にならないときちんと書いてあった。 賢浩は日本滞在中に16歳になる。これでドイツでは堂々とビールやワインが飲めるわけだが、日本ではできない。賢浩の部屋を片付けていたら、ベッドの下からたくさんのビールの空き瓶がでてきた。賢浩のクラスに留年した子がいる。彼は一つ年上だからとっくに16歳。彼にお金を渡して買ってもらっているのだそうだ。 本人には「日本に行く前に部屋を片付けろ。そうでなければママが代わりに掃除するが、その際に見つけられたくないものを見つけてしまうかもしれないし、必要な物をゴミだと思って捨ててしまうかもしれない。そうされても文句を言うな。」と脅したが、大して片付けていかなかった。こちらも家探しをするつもりは毛頭ないのだが、とにかくゴミ溜めみたいな部屋なので片付けているうちに、本人が隠していただろうものを見つけてしまう。本当に彼の生活は乱れきっており、これを改めさせるのは一朝一夕では無理だろう。 しかし日本ではまだ初日だが、積極的に手伝いをしたり、いい子らしい。たぶんアメリカの義姉の家でもそうなのだろう。やっぱり親と一緒に暮らしている限り彼は変われないと思うから、アメリカのギムナジウムに通うのは、彼にとってもいいことなんだろうな、と思う。先日会った恵子の同級生のお母さんに「知り合いがスペインにあるドイツ人学校で働いていたが、海外にあるドイツ人学校は主に外交官の子弟が通う目的で設立されており、家庭環境に恵まれた子供が集まっているから、レベルが高いと言っていた。」と話していた。 問題はビザだ。果たして、ドイツに住む子がアメリカのドイツ人学校に通うためのビザが取得できるのだろうか?学校からの入学許可書があったとしても必ずしもビザが下りるわけではないらしい。アメリカに親戚がいる場合は特に「最終的に移民するのが目的ではないか?」と疑われるので、申請を却下される可能性が高い、という記事を何処かで読んだ。日本から帰ってきたら、すぐに申請しないと、タイミング的にきつい。 まあ、とりあえず、今は日本滞在をおもいっきり楽しんで欲しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年05月15日 08時30分08秒
コメント(0) | コメントを書く |