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カテゴリ:職業再訓練
昨日は中間試験の日だった。試験会場には9時45分までにつけばよかったのだが、雪や道路の凍結が心配で朝7時前には家を出た。例えるなら野沢温泉のようなところが試験会場で、試験会場に無事つけるかというのが最大の心配事だった。クラスメートの大半は試験会場の近くに前泊していたが、私はニコちゃんを家に一人にさせるわけにはいかず、試験当日の早朝出発。ニコちゃんは8時15分始業だったので、一度起きたがまた寝てしまった。心配で2個目覚ましをセットした。
途中道に迷ったりもしたが、試験会場には1時間も早く着いてしまい、私が一番乗り。 昨日だけでも200人受験者がいた。試験は3択で150問。試験時間は3時間だが1時間ですでに書き終えて部屋を出ていった人もいた。私は最初の2問で躓いてしまい、気分が乗れなかった。 過去3年間の試験問題はばっちり練習したが、今までの傾向とは全く異なる問題が出て、慌ててしまった。完全なる勉強不足。中間試験の成績は合否には関係ないのだが、間違いが多いと落ち込む。 帰りに地元のショッピングセンターによって買い物した。そこで近所のヨハネス君のママに会った。 ヨハネス君のママは「ニコはいつも薄着をしている。今週は最高気温もマイナスなのに手袋も帽子もかぶらず薄い上着を着ているだけ。もっと暖かい上着はないのか?と聞いたら、持っていないと言った。明日は学校でそりすべりに行くから必ず暖かい格好をさせてください。」と言った。ニコちゃんは夏の夕方にちょっと涼しくなってきたな、と感じるときに羽織るような上着をいつも着ている。もちろんダウンジャケットも持っているのだが、もこもこしているのがイヤみたいで、着ろと言っても着ない。帽子もマフラーも持っているがしない。私ももちろんそんな格好で外に行くなと毎回注意している。無理やり帽子をかぶせても厚着をさせても泣きわめいてすぐに脱いでしまう。「好き嫌いの問題ではない。無理にでも帽子かぶらせてください」と言われたのだが、玄関で無理にかぶせても一歩外に出れば脱いでしまうので意味が無いのだ。 またヨハネス君のママには「今日ニコがうちに来ましたが、その時私の車にガムをひっつけていきました。朝はついていなかったのに、ニコが帰った後についていたので、ニコの仕業だと思います。ガムはゴミ箱に捨てるように伝えてくださいね。」とも言われた。確かに前日、ピアノのレッスンの帰りにクラスメートに会ってガムを一箱もらったと言っていた。私は「すみません。本人に注意します」と言ってその場を離れた。 家に帰ってすぐにそのことを伝えた。ニコちゃんは「僕はガムを車にはつけていない。」と主張した。「でも昨日E君にガムをもらったって言ってたよね。そのガムは今どこにあるの?」と聞いたら、「今日学校に持っていって休み時間に食べた。そのあと学校のゴミ箱に捨てた」と言った。その話が本当かどうか確かめようもない。そもそも学校でガムを食べるという行動が間違っている。 今日もそうなのだが、ニコちゃんが学校に行く前に私が家を出ないといけないこともある。鍵をもたせ、お昼ごはんの用意をして、例えば今日なら「X時にテニスに行くのを忘れないようにね。」と予定を伝える。もちろん「暖かい格好をしてね」とも伝えるが、実際にどんな格好で学校に行っているかまでチェックできない。 試験前の3日間はPCに触らないようにしていた。電源を入れるとどうしても余計な動画などをみてしまうからだ。3日ぶりにPCでメールをチェックしたら、夫の家族からのたくさんメールがきていた。発端は義兄の「ニコのドイツ語の家庭教師の件」で、あとはそのメールに対していろいろな人の返信だった。 「賢浩は勉強をとても頑張っている。彼は英語もドイツ語も流暢に話すが作文力は壊滅的。基礎学力がないので、勉強しても思うように伸びない。賢浩の作文及び読解力をいまから向上させるのは至難の業だ。手遅れにならないうちにニコにはいまから家庭教師をつけたほうがいい。家庭教師代は私達のニコへのプレゼントにする。真剣に考えて欲しい。」という内容だった。実は義母からもニコのドイツ語及び英語はかなり低レベルだからもっと勉強をみてやりなさい」というメールをもらっていた。「そういうことは私にではなく自分の息子に言ってください。私も自分の試験忙しいんです。」と返信したら、「息子にももちろん言っている。ニコに対してあなたは厳しすぎて息子は優しすぎる。二人で協力してバランスを取って欲しい」というような長いメールが来た。面倒くさいので返信しなかった。たぶん義母が義兄に伝えたのだろう。義姉の旦那さんは温厚な人で、義姉や義母から言うと角がたつような話の時は、必ず義兄が仲介役になる。賢浩をアメリカの学校にいれる話のときも途中から義兄が私の説得工作に駆り出されていた。 一番頭にきたのは義兄のメールに対する夫の返信で「僕たちは自分勝手な親で、自分のキャリアを築くことしか頭にない。子供に何が一番大切か考えてこなかったから、賢浩はぐれてしまった。いまアメリカで正しい生活が送れているのは喜ばしことだ。できるならニコも預かって欲しい」と書いてあった。 私は別に今更キャリアを築こうとは思ってない。自分にできる何かを見つけようともがいているだけなのに、誰にも評価されず、誰にも感謝されず、誰からも支援されない。事務所での扱いに心が折れ、試験の重圧で心が潰れそうになり、家では子供の面倒を放棄している母親の烙印を押される。 ニコちゃんとは話し合った。「ママが家にいないと、いつも「今日は鍵をもっているっけ?」と心配になる。ママに聞きたいこと、言いたいことがあっても家にいなかったり勉強で忙しかったりするのは悲しい。」と言われた。とりあえずニコちゃんには「7月まで頑張らせて欲しい。その後はニコちゃんの希望を聞き入れる」と約束した。ニコちゃんと私の間で合意ができているのに、なんで周りからとやかく言われなくてはいけないのかわからない。とりあえず夫および夫の家族からのメールは全無視することに決めた。「外野の言葉はシカトする!!」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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