ドイツでマルチリンガルを育てる

最近どこも黄色の粉をふりかけたような状態。花粉がすごい。花粉症の人は外も歩けなし、家の中にいても窓も開けられない状態なのではないだろうか？

先週は火曜日が祝日。今週は木曜日が祝日。飛び石連休の谷間は事務所自体が休みになるので、先週も今週も3日しか働く日がない。毎月10日が売上税申告の締切。ただでさえ月初は忙しいのに、4日間も休みで潰れるのはきつい。昼休み返上で更に残業もしている。しかし残業といっても6時までがせいぜい。日本にいる時は8時までは当たり前、10時すぎることも頻繁にあったけど、どんなに忙しくてもそういう働き方をしているドイツ人は少ないように思う。うちの事務所でも5時半にはほとんどの人がいなくなる。

昨日から地元の屋外プール施設がオープンした。昼過ぎに夫はニコちゃんを誘ったが「今日は行く気がしない」と断られていた。「せっかく天気がいいのだからちょっとでも行ったら？」と声をかけたら、「じゃあ友達を誘ってみる」と言ってL君に電話をかけた。L君から行けると返事をもらったら、すぐに家を飛び出していった。屋外プールには３ｍの飛び板とすべり台ぐらいしかアトラクションがないのだけど、売店でフライドポテトやアイスを買って食べるのも彼の楽しみの一つ。友達とプールで遊ぶなんて健全で理想的だと思う。

ニコちゃんは学校でもカウンセラーと定期的に面談している。カウンセラーは常駐ではなく、週に1回しか学校に来ない。金曜日の担任との面談で「カウンセリングの効果を感じますか？」と聞かれた。担任によるとカウンセリングを受けるようにニコに勧めたのは担任で、校長は懐疑的だったようだ。私は「カウンセリングを受けた時は聞き分けのいい子になりますが、その魔法は2日間で解けて元に戻ってしまいます。」と答えた。

先週の学校でのカウンセリングでニコは自分の頭に住む悪魔の話をしたところ、対応策をアドバイスしてもらったそうだ。
「ママ、僕は1週間に5回までしか「Nein」（No）と言えなくて、10回「Ja」（Yes)と言わないといけないの。そうすると悪魔が消えるんだって。だからカードを作って、Neinというたびに印をつけてカウントしなさいって言われたんだよ。」とニコちゃんは私に報告した。

ニコちゃんは「MineCraft」というゲームに嵌っている。「ピアノをしたらMineCraftを30分してもいいか？」「宿題をしたら30分してもいいか？」と自分から聞いてくる。PCのパスワードを教えていないので、私の許可がないと勝手にゲームはできないからだ。どうしてもMineCraftをしたいので、言うことをよく聞いてもらえる。
スマホでもできるのだが私のスマホにはダウンロードしていない。しかし夫のスマホにはダウンロードさせてもらったようで、夫のスマホを勝手に使って遊んでいることがよくある。だから夫が家にいると夫の目を盗んでスマホを使って勝手に遊ぶので「MineCraft」を餌にすることが難しい。何度も夫にスマホを勝手に使わせるなと注意しているのに「ニコが勝手にとっていく」といって、何の対応もとらない。せっかくニコちゃんをコントロールする方法を見つけても全て夫が台無しにする。

昨日はニコちゃんは本当にいい子だった。宿題もしたし、ピアノも自発的に練習した。
だからMeneCraftを1時間半もさせてあげた。
「今日はすごくいい子だったね」と褒めたら、「僕、これから薬を4錠飲んでもいいよ。」と自分からいい出したのでびっくりした。以前私が「ニコちゃんの年齢や体重を考えたら1錠では少なすぎる量なんだよ。ほぼ変化も見られないし、もちろん副作用なんておこるわけがない。この薬は4錠ぐらい飲むのが普通なんだよ。」と話したことがあったからだ。とりあえずは1錠を続けていこうと思っている。