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カテゴリ:ドイツ・ドイツ語・ドイツ人
今週は秋休みで1週間学校が休み。
金曜日は祝日。 私は夏休みを取らなかったので有給が残っていることと仕事があまりない状態ないので、思い切って1週間(実質4日間)の休みをとった。夫がデュッセルドルフ近郊およびオランダ国境近くに用事があり出かけるというのでニコちゃんと私も便乗することになった。夫とは行きと帰りが一緒なだけであとは別行動。 同僚に「どこに行くの?」と聞かれたので、「ゲルゼンキルヘン」というと、「えー、君もシェルケファン?」と聞かれた。同僚はかれこれ40年以上シェルケファンだそうだ。シャルケとはドイツブンデスリーガのサッカーチーム。私は名前はよく聞くけど、いったいどこが本拠地のチームなのか知らなかった。同僚はシャルケを応援するためゲルゼンキルヘンのスタジアムに何度か行ったことがあるそうだ。私たちが出かける日がホームの試合日と重ならなくてよかった。 日曜日、まずは賢浩のWGに行った。 夫は電動ドリル持参であらかじめ賢浩から頼まれていた部屋の修繕修理。 その1週間前は恵子のWGにも荷物を届けるために行ったのだが、住環境は賢浩のほうが断然よかった。 恵子のWGは土地柄家賃は賢浩の2.5倍。4階に住んでいるのにエレベーターもなく、階段を使わないといけない。荷物が多いときは大変だ。恵子のルームメートは足を骨折したらしく、現在松葉杖を使っていた。階段の上り下りは相当きつそうだった。自転車置き場は地下で、自転車も階段を使って地下に出し入れしないといけないので、面倒臭いと言っていた。 賢浩のWGは大学生専用なのだろう。似たような建物がいくつも並んでいた。駐車場もあり便利。自転車置き場も出入口にある。 しかし台所やバスルームはお世辞にもきれいとはいえなかった。賢浩は自分の部屋に食料はもちろん、炊飯器、フライパン、鍋、ケトル、食器、などすべてを置いていた。共有されたくないらしい。自分の部屋の中は案外きれいに使っていて、実家でもぜひそうして欲しい、と思った。 賢浩のWGには初めて行った。どういう生活をしているのかがわかってよかった。 賢浩が行きたいと思っていたレストランで一緒にご飯を食べた後、私たちは賢浩のWGをあとにした。 その日私とニコちゃんはゲルゼンキルヘンに泊まって、翌日ZOOMという動物園に行った。今週私たちの州は秋休みだが、NW州は違うらしく、こんな閑散としている動物園は初めてだった。 ネットでデュッセルドルフ近郊で子供が楽しめるところを探したらここの評判がとてもよかったので行くことに決めた。 今週人が少なかったのは11月1日から、大人21,50ユーロ、子供14ユーロの夏料金が、大人15,50ユーロ、子供10,50ユーロの冬料金になることも影響していたかもしれない。 すごく近くで動物が見られるし、アスレチックなどの遊戯施設も充実しているので、2歳から8歳ぐらいの子にはすごく楽しいところだと思うが、この値段を払ってもまた来たいとは思わなかった。 キリンを1mぐらいの距離でまじまじ見たのも初めてだし、ライオンやクマもガラス越しの至近距離で寝ている姿をみることができた。 キツネザルを放し飼いにしてある区画がある。1匹のキツネザルが飼育員のところに来て、手を挙げた。飼育員が脇腹をなぜてあげると、キツネザルは気持ちよさそうにしていた。私は飼育員さんに、「あのー、うちの息子もキツネザルを撫でてもいいですか?」と聞いたら、「いいけど、嫌がって逃げるかもしれませんよ。」と言われた。ニコちゃんがおそるおそる手を出すと、キツネザルは自分から近寄ってきて、今度は反対側の手を挙げて脇腹をなぜてくれというようなポーズをした。ニコちゃんが撫でてあげると気もちよさそうにしていた。 10月31日の夜にハロウィンパーティーが行わるので、園内ではその準備が行われていた。いたるところにいろいろなオブジェクトが飾られ、電源装置などの設置作業が進められていた。お客さんより作業員のほうが多いのではないかと思うほどだった。 園内を2周して乗り物にも3回のったけど、ニコちゃんは3時過ぎには飽きてしまい、一部の区間では無料WiFiが使えるので、ニコちゃんは早速スマホをいじりだした。朝9時から午後6時までめいっぱい動物園で楽しむため、この日はもう一日同じホテルに泊まることにしていた。想定外だったが、結局ホテルに帰ることにした。 翌日は電車でデュッセルドルフに移動。目的はラーメン。 まだどのレストランも開店準備中だったので、とりあえず”日本人街”を散策。日本人向けのスーパーでは刺身やおにぎりまで売っていてびっくり。パン屋さんもあったので、思わずあんパンを買ってしまった。 日本食のレストランの数も思ったより多く、こんなに需要があるのかとびっくりした。 昼になり、ラーメン屋さんにはいったのだが、店員も隣の客もみんな日本人。不思議な感覚だった。 ニコちゃんはデュッセルドルフがいたく気に入ったようで、「僕は将来ここに住みたい」と言っていた。 活気があって、おしゃれで、いろんなお店があって、広い公園もあって、ライン川沿いを散歩したりもできて、すごく素敵な街だと思った。郊外はどんな感じかわからないけど、悪い印象を全く受けなかった。 また電動スクーターの多さにも驚いた。電動スクーターの事故がよく話題になっており、歩道を走っていはいけないとか年齢制限などが議論されているが、私たちの住む町では乗っている人を見ないので、今一つぴんと来なかった。大都市では確かに車よりもずっと便利で普及するのも理解できるし、その危険性が議論されるのも納得した。 夕方アーヘンに向かった。 ここでは大聖堂と温泉が目的。 カルロステルメに行ってきた。 大人のための温泉施設で、子供は明らかに歓迎されていない、というよりも6歳未満は入場お断り。 子供料金はありますかと聞いたら、16歳以上は学生証をみせれば割引になると言われた。つまり12歳のニコちゃんには割引なし。 泳いだり騒ぐのが目的ではなく、疲れをいやすのが目的。ロマンチックな雰囲気でどちらかというと若者のデートスポットという感じだった。私たちが行ったのは19時から21時という時間帯。結構混雑していた。 翌日は大聖堂を見に旧市街地に。 古い素敵な街だった。 ここで夫と合流し、南下。 どこでも何時でも渋滞に巻き込まれてうんざりした。 途中ライン川沿いの有名な観光地リューデスハイムに寄った。 日本人観光客がたくさんいた。 かわいらしい街だった。 ラインの反対側は何度も観光したが、こちら側にきたのは初めて。 船で川を渡ったのだが、船に乗ってすぐに車をおりて記念写真を撮っていたら、「ハロー」と呼ばれた。集金をしている人だった。5分ほどで反対岸につくので、誰も船の上で車から降りない。私たちだけが外に出ていた。料金は7、50ユーロ。車1台につきの料金ではなく、何人乗っているかで料金がかわるらしい。 その後家に向かってさらに南下。どこも渋滞。家にたどりつついたのは夜9時半ごろ。 ものすごい雨だった。 テラスの隅でハリネズミがうずくまっていた。雨宿りをする場所を探してここにたどり着いたのだろう。よく朝起きたら、もういなかった。残念。 月曜日、火曜日といい天気だった。 水曜日から気温がぐっと下がり、今日は最高気温8度の予想。 天気に恵まれたし、結構楽しめた小旅行だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年11月01日 00時20分32秒
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