AFURERU OMOI-O

さあ、いよいよ、学年末を迎えうる今日この頃
学校の方も、徐々に春休みモードになってきております。
本日KEI　５時間目　大掃除
持ってくるもの「スポンジ」

廊下やら床やらしっかり汚れを取るため磨き上げるらしい？？

今日も元気に出かけた後

机の上に

「スポンジ」

あ～～～、忘れていやがる…

今日は、潰瘍持ちの旦那タカポン

胃カメラ検査(がんばれよ～～～)

１０時からだって？
それは丁度いい
終わったら、学校に届けてやっておくんなまし

「はぁ～～？？」

当然のように嫌がるタカポン
めったに子供の世話は焼かない
めったに子供の為に動こうとはしない
めったに私の願いもかなえない

が

今日は、なんとなんと

引き受けてくれたではないか！！！

「多分、行かない」

なんて言ったけどね

あんた、きっと行ってくれると信じてるよ！！！

頑張れタカポン！！

胃カメラ１０時。てことは１１時半には終わるだろ？
そしたら、１２時には届けられるだろ？

祈るような気持ちで仕事してると
来たぞ、タカポンからの電話
丁度昼休憩に入った私

「はいはい。」

「ねぇ、スポンジ…職員室に届けるん？それとも教室？」

「どっちでもいいよ。」

「まだ、授業中？」

「う～ん、授業中かも知れんけど、大丈夫じゃろ。ちょっと、すいません言うて渡したら」

「大丈夫かな」

「大丈夫大丈夫」

おぉぉぉ～～～～！！！
本当に持って行ってくれたぞ
すごいぞすごいぞ。
子供の忘れ物を学校に届ける父親の図

なんて美しいんだ

しかも、それはなんと

スポンジだぞ

文句あるか？

スポンジだ～～～！！！

家に帰ると、コタツで丸くなっているタカポンとKEI

「どうだった！？」

と、目をどんぐりみたいにして(どんなんや？)聞いたら

タカポン「明日でよかったんだって」
KEI「今日使わんかったんよ、スポンジ」

え～～～～～～？？？？？
なんで～～～～～？？？？？

「雨じゃったけ、大掃除明日になった。」

なんですって～～～？？？
せっかく…珍しくタカポンが僕らのために動いてくれたのに…

聞く所によると
タカポン廊下から教室を覗く
KEIより先にクラスメイトの方がタカポンに気付き
「KEI！お父さんで！！」
注目を浴びる(ケケケ)
KEIが駆け寄る
何故か野次馬が周りを囲む
取り出したスポンジ
皆が見る
声を合わせて言う

「今日、いらんかったのにぃ～にぃ～ぃ～ぃ～…」


なんだとぉ～～～～！！？？

当然のようにタカポンの脳裏には私のアホ面が浮かんでいた
「あのやろ…」

しかし、そこに現れた女神の担任の先生
「まあ、せっかく持ってきてくださったのに…すみませんね～～～。」

そこで、少し私のアホ面が薄れたようだ

しかし、虚しいスポンジ
水の泡
泡の水

使って欲しかったな…

スポンジ…