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☆へっぽこノベリストの部屋☆

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第七章 月の光

アイツも、コレと同じことを言っていた。

月の光の中で、あの時――――――

第七章 月の光

雫も、元は、ちゃんとしたリヴリーだった。

今は、悪意の固まりでしかない雫。

『チカラは、リヴを傷つけるためにあるんじゃないんだよ!』

鈴琉。

幽は、お前の生まれ変わりかもしれないな・・・


「雫?」
幽が、つぶやく。

ビュウン!


「こんちわー」
一匹の、ハナマキが飛び込んできた。
雫も、まつのきも、幽も、あっけにとられていた。
「どうしたんですかー?僕、クロワールって言います。何かお役に立てること、ないですかぁーー?」
ニコニコと笑うクロワールを、雫は見つめていた。


ヒュン、と伸びるようにして、雫はその場からいなくなっていた。




「お前、追跡できるか?[/drive]できるか?できるな。よし。雫を追いかけてくれ。」

まつのきはクロワールにそういうと、ヒュン、と、飛んでいった。























鈴琉。お前は、俺の前に、わざと幽をあらわしたのか。











雫は、セントミラノス霊園にいた。







月が照らすその場所は、鈴琉の眠る場所。









小さな、場所。霊園の、一角。
小さな、墓が並ぶその場所に、鈴琉の墓はあった。


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