リーズナブルな価格で京料理のコース料理が食べられるお店、
上ル下ル西入ル東入ル（アガルサガルニシイルヒガシイル）に行ってきました。
先附けからデザートまでの充実コースは、なんと 3,990円です。


・先附け
・前菜盛合せ

先附けは、あいなめと香味野菜。
ほんのチョッピリですが、
ゴボウと生姜の香りが良く、さっぱりとしたスターターです。

前菜は、少しづつの盛合せ。
　鶏の照り焼き抹茶がけ、はたはたのつくね、鴨肉の玉葱の西京漬け巻き、
　稚鮎 (ちあゆ)の天ぷら、ブロッコリーの明太ソースがけ、
　ハモの皮が入った手まり寿司、甘エビを山椒と共に・・・
どれも、安い素材を工夫してチョットづつ手をかけている感じです。
頑張っている感が伝わってきますが
今年初の鮎、稚鮎の頭の苦味が印象的でした。



・お椀
・お造り　

江戸あさりと春キャベツのお吸い物は、アツアツでなかなかのお味！
あさりが大振りで、食べ応えがありました。

お造りは初鰹。
たまり醤油と、フキの入ったタレで。



・蒸し物
・揚げ物

有明海で取れる「シャク」の素揚げが入ったグリンピースの茶碗蒸し。
ザリガニに似たシャク。　初めて食べたかもしれません。
ソフトシェルクラブのように素揚げされているので、甲羅ごと食べられます。
赤いのは梅ソースでしょうか？
茶碗蒸しにはうどんも入っていて、食べ応えのある蒸し物でした。

鯛の切り身と白子の揚げ物は、創作風の面白い一品。
鯛はカレー粉とサフランで味つけされており、オランディーヌソースで頂きます。
ビネガーのゼリーが添えてありました。

この後、お口直しに「シラスのゼリー」が出ました。（写真なし）
かなり風変わりな一品。
私はチョット苦手で、残してしまいました・・・



・食事：玉子とおかかの雑炊
・甘味：白玉

薄味の雑炊には、添えられた七味唐辛子をタップリかけて。
辛いもの好きの私は、本当に「タップリ」かけて頂きました。

デザートは、カラフルな６色の白玉と小豆。
小ぶりな白玉は、白＝ココナッツライチ、赤＝梅、緑＝お茶、黄＝サフラン etc.　１つづつ味が違います。
頑張り感は評価しますが、何もそこまでやらなくても・・・という感じでした。



地下にある店内は、塗り壁の鍾乳洞のようなつくり。
ジャズが流れていて、和食のお店っぽくはありません。
最近、２階に姉妹店もできたようです。

旬の素材を使い、工夫を凝らした料理は、想像していたよりはボリュームのあるもので
「3,990円で和食のコース」というお安い設定で、頑張っている感がひしひしと伝わってきました。

ただ、お料理がお安い分、お酒の価格は割高に感じます。

サービスについては、いかにも「アルバイト」な店員さん。
この価格設定ですから、細かいことを言うつもりはありませんが、
最低限の「常識」は必要だと思いますよ。
ブルブル震えた手で料理を運ばれるとハラハラしますし（実際、お粗相も）、
湯のみは、口をつけるものなんですから、下の方を持ちましょうよ！

カジュアルなお店なので文句は言えませんかね。。。



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＜上ル下ル西入ル東入ル＞
　住　　　所 ： 東京都渋谷区神宮前3-25-8 武山ビルB1F
　電　　　話 ： 03-3403-6968
　営業時間 ： 12:00-14:00（LO）、17:30-23:30（LO）、不定休