消費者保護基本法 (2003.9.19)国では現在消費者保護基本法の改正について話し合われています。これの問題点とその課題、という学習会に行ってきました。 関係ないわ、と思うような難しい字面ですよね。 でも、例えば"ぜったいに儲かる話。インドネシアのある石油メジャー会社に投資をしたら、一ヵ月後に元本を返金、孫の代まで70%の利子を払う"なんていう話を聞いて、投資した(というより詐欺にあってしまった)人が何人もいるんです。 新聞やテレビニュースなどでも"キャッチセールス商法""見本工事商法""ねずみ講"なんていう話も聞くことがあります。 我が家にも以前、うまそうな投資話の電話がかかってきて、引っかかりそうになったけれど、夫の良識ある判断で、難無きを得たことがリます。その後、その会社は詐欺などで新聞にとりあげられていました。 意外と親戚や知人にも、被害にあいそうになった、あるいはあってしまった方もいるかもしれません。 現在の消費者保護基本法は理念法であって、法的実効性が全くないそうです。ということは、違反しても罰則規定(行政罰、民事罰、刑事罰)が無いのです。 また、情報公開義務もないそうです。 消費者を保護する法律にはなっていないそうです。 改正ポイントとして、いくつか上げられます。 ○消費者に代わって消費者団体などが差し止めなどを求める訴訟を起こすことができるように。(団体訴権) →団体にどんな権利を与えるのか?どの団体に権利を与えるのか? ○内部告発した人が保護されるように。(公益通報者保護制度) →まず内部で告発、それでも解決しない場合には報道機関などに告発・・・では本当にその人を保護することにはならない。 ○事実関係を立証する責任を消費者か企業かどちらが負うのか。 →言った言わないの水掛け論になった場合の立証責任は? ○消費者を守るための、裁判外紛争解決の環境を整える。 ○消費者教育を学校で行うように。 私自身今回はじめて聞く話なので、詳しい話はできません。 でも、どうやら今の消費者保護基本法では、わたしたち(弱い立場の)消費者として守られていないんだなということは感じました。 これからの報道などに注意していきたいなと思います。 ここで、 「消費者の権利度チェック!」 買い物・契約のときの行動を振り返って・・・ ○食料品の買い物のとき ・商品の価格をチェックしてから購入しますか? ・商品の賞味期限をチェックしてから購入しますか? ・商品の産地をチェックしてから購入しますか? ・商品の添加物、アレルギー表示を確認してから購入しますか? ・商品の栽培・肥育方法をチェックしてから購入しますか? ○保険について ・我が家にとって適正な保障内容か検討しましたか?(死亡保障など) ・保険料給付の際の条件や手続きが適正かどうか検討しましたか? ・月々の保険料とともにトータルの保険料がいくらになるか検討しましたか? ○通信販売(インターネット販売)について ・商品説明をチェックしますか? ・価格をチェックしますか? ・商品の引渡し時期・方法をチェックしますか? ・支払い時期・方法をチェックしますか? ・送料や付帯費用をチェックしますか? ・返品の可否や販売条件をチェックしますか? 万が一、商品購入や身に覚えの無い請求書、消費者として困ったりおかしいと思うことは、地元の消費者センターなどに相談して声を上げていきましょうね!! ジャンル別一覧
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