かすみ草 の原っぱ

2006/05/17(水)10:06

落とし主から電話があった

暮らしの中で(483)

昨日拾った財布の落とし主から、先ほど電話があった。 良かった、すぐに見つかって。 預り証を拾得者のところへ取りに行って、それを持って警察署に行かなくちゃ、自分の物を受け取れない。 物をなくすと、たとえ見つかって届けられてあっても、受け取るのに非常な労力が必要とされる。 出先で物を無くすと、尚更のこと。 大変だ。 もう何年も前、家とバイクの鍵を一緒に落としてしまったことがあった。 仕事からの帰り道、バイクに乗ろうとして気がついた。 どうやら行きしなにバイクから降りて鍵を抜いた時に、ポケットか鞄かに入れ損なって落としたらしい。 歩いてだったかバスだったかで家まで帰ったものの、家の鍵はない。夫はまだ仕事から帰っていない。 夜、寒いドアの前で、ひたすら夫の帰りを待つ。 今考えたら、夫の職場に電話すればよかったのに、慌てていたんだろう。 夫の足音が聞こえたとたん、泣きそうになったっけ。 次の日警察に届けたら、無事拾得物として届けられていた。 拾得者へ電話し、預り証の受け取り心ばかりの御礼を渡し、警察署へ向かう。交番では受け取れないんだね。 結構大変だった。 そして3年前の財布紛失のことを思い出し。 気をつけよう、自戒を込めて。

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