かすみ草 の原っぱ

2007/07/05(木)15:39

さあ、主に仕えよう!~ギデオンと300人の勇士たち

Bible(33)

士師木2章7-19節、6章1節-8章3節 (Biggs,John牧師によるメッセージを主観的に書きとめたものです) ある有名なバイオリニストが、生前自分が使っていた傑作のバイオリンを自分の死後、誰も使わないようにとの遺言を残しました。彼の死後、そのバイオリンは、大切の保管されました。バイオリンはいつも引き手に奏でられるとよい状態を保つことができよい音がでるのですが、そのバイオリンは程なく木が腐ってきてしまったそうです。 クリスチャンも、傑作のバイオリンのようによい弾き手である主によって奏でていただくと霊的に健康を保つことができるのです。そうでなければ、霊的に枯れてくるのです。 私たちは神の作品であって、よい行いをするために造られたのです。(エペソ2:10) 聖書によると、私たちがこの世で苦しみに遭う理由がいくつかあると記されてあります。 ひとつは、サタンが人間を失望、落胆させ、神さまから私たちを引き離し、私たちを滅ぼそうとするためです。 もうひとつは、主である神さま御自身が、私たちを人間として成長させるためです。 また、堕落したこの世から来る苦しみもあります。 さらに、私たち自身の愚かな選択や罪から来る苦しみもあります。これは、避けうるものです。 イスラエルの人たちも、エジプトの地から自分たちを連れ出した父祖の神、主を捨てて、他の神々に従い、拝み、主を怒らせました(2:11-14)。 彼らが苦しみ似合うことを許された主は、その苦しみの中でもイスラエル人のなかにさばきつかさを起こして、彼らを救われました。 けれど、問題がなくなるといつも逆戻りして、先祖達よりもいっそう堕落しました。このようなパターンが繰り返されました。 イスラエル人は、主によって7年の間ミデアン人の手に渡されました。イスラエル人はミデヤン人を避けて、山々にある洞窟や、ほら穴や、要害を仕方なく自分たちのものにしました。 でも主は、ほら穴を永久に後にするようにと望まれていたのです。 私たちに人生でも何度も起こるアップダウン、自分にとって快適な状況だと主を忘れ、問題が起こると主に助けを求める。霊的疲れをもたらし、喜びのない人生となっていく。 いつも主をNo.1に保っていると、主が壁となって略奪から守られるのです。また、人生の様々な折によい選択ができるようになります。例えば貞節を守ること、人をゆるすこと、これらは「しなければよかった」と後悔するようなものではないのです。 さて、ギデオンは酒ぶねの中で隠れて小麦を打っていたほど臆病でした(6:11)。主の使いが現れて「勇士よ」と呼びかけました。主はこのとき、気弱なギデオンの中に確かに勇士を見ていたのです。 主はギデオンに「あなたを遣わす」と言われました。ギデオンは、かつてのモーセのように、そんなことできないと言いました。主は「わたしはあなたといっしょにいる。・・・」と、主には可能なのだと言われました(6:16)。 主に目を上げ、主をNO.1とするなら、主の御心に耳を傾けなければなりません。気弱であっても、それでも主を信頼するのです。主は、今のあなたではなく、未来のあなたを見ておられるのです。 1972年、パイオニア10という探査衛星が木星に向かって打ち上げられました。当時か誠意園に向かうことは不可能だと思われていましたが、パイオニア10は無事に木星に向かい、今なお冥王星を超えて、データを地球へ送信し続けています。その原動力はたった8Wの電力だというのですから、驚きです。 私たちも主から注がれ続ける力で、不可能だと思われるようなことが可能となるのです。 そのためには、まず自らの偶像を打ち壊さなくてはなりませんでした(6:25-26)。 主をNO.1としているでしょうか。人生において神より大切な物や人がいないでしょうか。 霊的に満たされ、霊的な健康を与えられるための聖霊の助けを得るには、自らの偶像を打ち壊す必要があるのです。 ギデオンは、まだ臆病ではあったけれど、精一杯主の仰せに従い、バアル(異国の神)の祭壇(偶像)を取り壊しました(6:27)。 イスラエルがミデアン人に対して立ち上がるために集まっていた時、主の霊が初めてギデオンをおおいました(6:34)。彼が偶像を壊したからです。そしてこのときに、私たちも彼の中に勇士を見るのです。 主は私たちに、主にどのように仕えることを望んでおられるのでしょう。どんな人生を選ぶことを望まれているのでしょう。 主はギデオンに「あなたと一緒にいる民は多すぎる。」と言われました(7:2)。主は、恐れていた者22000人を帰されました。大胆さを持つ10000人が残りました。 更に主は、水の飲み方によって、民を選別されました(7:4-5)。主は、舌で水をなめる者、膝をついて飲む者を帰らせました。 残ったのは、口に手を当てて水をなめた者300人でした。 主は、素早く、熱心に、格好を気にせず大胆に喉の渇きを満たす者を選ばれました。これは、主御自身の思いをどのように満たすかという態度の象徴でした。 主は私たちにも、大胆に素早く主に仕えることを求めておられるのです。 残った300人の者たちは、ミデアン人を倒すためのギデオンの尋常でない戦略に、へりくだって言われたとおりに従いました。 主の方法は、私たちの考えうる方法と違うのです。 へりくだって、不平を言わずに喜んで主に従う時、主は私たちを最も喜んでくださるのです。

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