|
カテゴリ:どんぐり
≪10月22日記≫
9月29日のつづき 9月29日に購入した糸山泰造氏の 『12歳までに絶対学力を育てる学習法』は しかし、「塾通いのスタートが遅れたらこんなふうに勉強しましょう」という 内容の本ではありませんでした。 それに近いお話もありました。しかし、それ以前に12歳までの子供には 考える力をつけてあげなくてはならない、そしてそれは 読み、書き、ソロバン、マス計算では育たない力なのだ ということが、非常に強い説得力をもって書かれていました。 正直、それまでは「漢字書いて、計算できていれば、 とりあえずいいんじゃないか」と思っていました。 でも、間違っていました。 急に自分がこれまでしてきた沢山のことがガラガラと私の中で 崩れていくような感覚を持ちながら本を読みました。 喪失感、そんな言葉でしょうか。 だって、私は読み書きソロバンが大事、と教わって小学校時代を過ごし、 1年の受験勉強を経て、私立中学に合格し、とんとん拍子だったんです。 「本当に? 本当にとんとん拍子だったのかな? その後はどうだった?」 その後は……。 そうです。私自身が自分に足りない、と思ってきた力。 それが視考力、思考力であり、想像力、創造力だったのです。 人間失格っ!って言われたみたじゃないですか汗 いえ、でも、ここで、それが、はっきりしてよかった、と 心からそう思います。 そう思ったら、ガラガラと崩れた瓦礫の向こうに光が見えてきたみたい。 カタルシスって、こういうことなのかもしれない、と そのとき思いました。 それまで積み上げてきたものを一度全部こわさなければ、 新しいものはできない と、大学時代の友人が話していたことを、それから20年経って 自分で体験することとなりました。 ……、カンチガイして買った本。 かなり違う買い物をしてしまいましたが、こういう偶然に出会えて よかったと、今は思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月27日 18時28分16秒
コメント(0) | コメントを書く
[どんぐり] カテゴリの最新記事
|