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August 29, 2005
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カテゴリ:
調子の悪いパソコンと格闘しながら書いたりしていると集中力の低下が著しくて困りもの。

QED:quod erat demonstrandum:証明終わり シリーズ
今回は岡山・吉備津神社に伝わる「鳴釜神事」。
(内容は違ったようにも思うが、京極堂シリーズでも鳴釜ってあったなぁ:榎木津の番外編シリーズで)
その神事は大和朝廷によって退治され、土中深く埋められた鬼神・温羅(うら)の首が窯を唸らせて人の吉凶を告げるというもの。
同じようでも鳴ると凶、主が死ぬという言い伝えのある釜を先祖代々祀るのは総社市のはずれにある鬼野辺家。
その不吉な釜が鳴った時、結婚間近の鬼野辺家長男・健爾が釜のある土蔵の中で生首だけとなって殺された。
半年後、事件の取材に訪れた小松崎に合わせて夏休みをとった奈々、妹の沙織、そして崇。
旅の途中で新たな殺人事件が起きる。
崇によって明かされる事件の真相、その核心となる"桃太郎伝説"の騙りとは?

事件と共に血脈や勝者の歴史の闇を明るみだすこのシリーズ、今回のベースとなる話(伝説)は桃太郎。
タタラ場のある地で吉備冠者とも吉備火車とも呼ばれ、親しまれた温羅、
鉄を欲した朝廷の策略によって部下などに裏切られ、殺された(退治・討伐された)彼を鬼、
退治したとされる者(吉備津彦命)を桃太郎になぞらえている。
朝廷の血を引くものと鬼の血を引くもの、現代に繋がる鎖、
遺伝子レベルで染み付いた何かがある、刷り込みされたものもあるが、無意識にあった罪意識、敵対心があるのでは?という展開も見せている。
本当の桃太郎伝説、貶められ鬼とされたものたちの歴史、いつも明るみに出る闇は興味深い。





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Last updated  September 1, 2005 12:26:34 AM
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