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日々のあぶく?

January 3, 2006
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セリヌンティウスの舟を読んだ時に、そういえば「走れメロス」ちゃんと読んだことなかったかも…と思い手を伸ばす。

婚礼間近な内気な妹と二人暮しの牧人メロスは邪知暴虐、疑心暗鬼に捕らわれたディオニス王に怒り、暴君を倒そうとする。
しかし、単純でもあったメロスはあっさり捕まり、刑に処されることに。
妹の婚礼さえ見届けられれば思い残すことはないと3日の猶予を申し出たメロス。
それを信じられぬ王に竹馬の友・セリヌンティウスを人質に差し出すことを約束する。
約束を果たすため走るメロス、彼を信じるセリヌンティウス、
信じられず、あまつさえ3日過ぎ、セリヌンティウスを代わりに刑に処すから遅れて来いと唆す王。
婚礼は無事終わり、駆け戻るメロスには疲労困憊、濁流となった川、山賊などが襲い掛かり、甘い言葉にも負けそうになる。
それでも、約束の3日目にかろうじて間に合ったメロスはセリヌンティウスに一時だけでも誘惑に負けそうな自分を詫び、
そんなメロスを許しつつ、自分も一時だけでもメロスを信じきれなくなったとセリヌンティウスも詫びる。
そうして抱き合う二人を見た王は人を信じることが空虚な妄想ではなかったと二人をたたえ、彼らの仲間の一人にして欲しいと言うのだった。

なるほど、これを読むと「セリヌンティウスの舟」が「走れメロス」の人間関係を上手くベースに生かしていたのが良く分かる。
友を信じ、友のためにも走ったメロスはまぁいいとして、
特にセリヌンティウスは何の相談もないまま突然連れてこられ、有無を言わさず人質となるがそれでも一心に友を信じる。
ディオニス王はその心を試し、唆しながらも行方を見守る審判でもあった。






Last updated  January 5, 2006 02:17:23 PM
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