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日々のあぶく?

March 14, 2006
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三十代女性を主役にした短編集。
なんて女心の分かる人なんだろう!
と、思う反面、本当の女性(作家)ならばもっとシビアなラストになって凍ることもあるだろうから、
どれも救いのある優しさがある所は男性視点ならではかもしれない?とも思う。

ヒロくん・
開発局第二営業部三課課長の肩書きがついた武田聖子。
夫の博樹(ヒロくん)は中堅の音響機器メーカーの平社員。
部下とは良好にやっていきたいが、唯一年上の男性社員・今井は聖子が上司ということが面白くないらしい。
「会社には(ただ言うなりだけの)女の子じゃなくて女がいる」

つまらない上下関係、派閥、男女差別にぶち切れろ!
今井に啖呵を切る聖子にすっきり。
彼女に給料差や子供なんて気にしないヒロくんの存在はオアシスだ。

マンション・
親友のめぐみがマンションを買った。
三十過ぎの独身ふたり。結婚の予定はないが、マンションを買う?
急にマンションを買う気になった石原ゆかりはローンも想定して仕事に対して初めて守りに入る。
だが、広報課の女石原都知事の異名を取る彼女。
わがまま常務に華やかでおだてるだけの秘書に黙っていられない!

マンションも生き方も自分の身の丈にあったものを。
自分らしく生きることを周りも認めてくれるって幸せなことだよな。

ガール・
女はいつまでガールでいられるだろう?
広告業界に勤務する滝川由紀子は三十過ぎ。同期の千恵は最近、大人しくなった。
ガールはもう卒業?だが、先輩の光山は今だっていつまでだって、たとえ浮いていようと生涯一ガール!

突き抜けて楽しくなるラスト。

ワーキング・マザー・
離婚して独身子持ちの平井孝子は三年ぶりに営業部に復帰した。
上司も部下も息子に気兼ねしているようだが、子供をたてにせずに仕事をする孝子を受け入れてくれる。
だが、彼女のアイディアを奪おうとした同世代で独身を謳歌しているように見える販促部の斎藤里佳子に対して、一回だけ子供を使って反撃してしまう。

お互いを知れば理解できることもある。
立場は違っても、女同士は合わせ鏡―
息子の祐平君が健気。息子のために逆上がりやキャッチボールを練習する孝子も微笑ましい。

ひと回り・
新人の指導員となった小坂容子の下に配属されたのは、誰もが目を引くイケメンの和田慎太郎。
狙い群がる女子社員を"さりげなく"敬遠するが、容子は彼のひと回り上。
里美と参加した合コンで同世代のラクチンさに気付きつつも、やっぱり和田のことが気になる―

ふとしたきっかけで目が覚め、ふっ切れる容子が清々しい。

疲れた時に読んだので、どれも後味悪くない(スッキリする)のがよかった。
そんな所も奥田氏の配慮か?






Last updated  March 14, 2006 11:19:20 PM
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