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日々のあぶく?

October 6, 2007
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主要メンバーの過去を織り交ぜた連作短編集
作者が気になる要素(だけどまだ"証明終わり"までいきつくには足りない題材)を小出しにしている。だが、そのくらいでも充分楽しめるのでは?と思ったり…
今までのシリーズに出てきている人だったかも、と思われる登場人物もいるのだが、
名前などうろおぼえなので、おぼつかず。
メンバーをつなげようとする余り、会話の端々に「こんな人が~」という噂話などを混ぜ、
知り合いの知り合い、噂の人などで登場させているところはやりすぎの感あり。


~ネタバレあり~

・九段坂の春
千鳥ヶ淵の桜の下、花弁を握り締めて男が死んだ―

中学2年生の桑原崇の初恋が描かれる一編。
漢方の事、物事に対する考え方など、今の”崇”になる多大なる影響を与えた人でもあり、
彼が思いを寄せた人は聡明な教師(理科)・五十嵐弥生。
同級生の鴨志田翔一はジャーナリストに向いていると崇に言われるが、現代版にも出てきてたっけ?

実の兄弟ではなかった説もある天智天皇と天武天皇、そして、二人の間で揺れ動いたとされる額田王。
彼らの歌も絡めて進む物語。
また、三島由紀夫の「豊饒の海」についても語られる。
(「春の雪」三島にとっての10代、「奔馬」は20代、「暁の寺」が30代、「天人五衰」が40代を表しており、「天人~」が他の巻よりずっと薄いのは、三島が45歳で自決したからでは?という説)

刑事・岩築竹松も出演。
五十嵐弥生が犯人。旧姓桜月。実家は和歌山。夫と娘がいる。
シリーズの陰に彼女の影が。

・北鎌倉の夏
鎌倉宮の管理人・五十嵐勝が心臓麻痺で亡くなった。
鎌倉宮には幽霊が出るとの噂も広まっていたが、それと関係はあるのか?

護良親王、楠木正成の話が絡む。
(楠木は本当に死んだのか?何度も生き返る=死んだと見せかける作戦によるものでは?)

高校生の時の棚旗奈々と彼女に思いを寄せた須藤真司、彼の友人らが描かれる。
真司の友人・上田荘は中学3年が崇と同じクラス。
須藤らが空手部→強いやつがいるらしいと小松崎の噂あり。
鎌倉宮に忍び込もうとした上田が管理人に見つかるのを防ごうと空手の技を繰り出した真司。
五十嵐はそのショック(技は寸止めだった)で倒れた。

刑事は松丸十三。山城。

・浅草寺の秋
浅草寺で死んだ男女は心中と思われたが―

山本勘助や浅草寺、「吾妻鏡」の話が絡む。
山本勘助=独眼隻脚(片目片足)=タタラの人間?もしくは三河の「鋳物師や鍛冶集団」
     =山勘→もともとは山で鉱脈を見つけるのは勘だけが頼りだったことから、彼らはそう呼ばれた。
∴最初に武田軍に協力する「鍛冶集団」があり、その象徴ととして後付けで「山本勘助」像が出来上がったのでは?
遊女がお参りしていた待乳山聖天~鍛冶集団のいたところにはたいてい遊女たちがいた
「吾妻鏡」より~
件(妖怪とされる)=牛のごときもの=牛のように紐でつながれ、自由の利かない人=奴隷=物のように扱われた奴隷=物件
牛=大人(うし)を囲い込んでおく場所は”牢”=奴隷や身分の低い人
朝廷に虐げられ、滅ぼされたウシトラの金神=スサノオノミコト=山人=タタラ=庚申=猿田彦
=道祖神=塞の神=サダ彦(躓いて進めぬ神)=三太=三猿
=牛も馬も猿も一緒の意味を含む
また、盗人用語で「庚申さん」とは「数珠つなぎに縄打たれた罪人」のこと

岩築竹松の甥・小松崎良平の大学時代。
彼の恋も先輩と二股かけられていたり、彼女が事件に絡んでいたりで終わる。
岩築の部下・堂本素直も登場。
鴨志田翔一再登場し、遠野で骨董屋「海妖房」を営む出雲谷と出会う。
…崇は鴨志田の紹介で出雲谷と?

・那智瀧の冬
海で見つかった変死体。奇妙な毒が盛られていたのか?

雷を天狗と恐れた朝廷の人々
天狗の天=あま=海=猿田彦
天狗=エビス=忌み衆=エミシ?

死体の発見者は福森麗奈。御名形史紋の従妹。
御名形史紋の母・御名形クリスはイギリス人。熱田記念病院勤務。
毒草に詳しく、浅草の心中事件の毒も特定した。
史紋の友人・神山(養女になる前は橋立)禮子のこともちらりと会話に出てくる。
犯人は麗奈の友人・彩子の母・五十嵐弥生。
鎌倉宮の管理人は親戚。彼の葬式出席をアリバイに娘に言い寄っていた男(権力者)を毒殺。
真相を突き止めた史紋の前から姿を消す。崇と史紋は似ていると言い残して…

五十嵐弥生の再登場はありそう。次巻に期待。

QEDシリーズ 東照宮の怨 式の密室 竹取物語 龍馬暗殺 ~ventus~鎌倉の闇 鬼の城伝説 ~ventus~熊野の残照 神器封殺 ~ventus~御霊将門メモ 河童伝説
        毒草師






Last updated  October 6, 2007 03:56:02 PM
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