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日々のあぶく?

December 2, 2007
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異世界に足を踏み入れてしまった人を描くのが上手い恒川光太郎の作品集。
神秘的ながらも、闇の中の閉塞感が今回も詰まっている。
ミステリではなく、ホラーの趣きかな。

~ネタバレあり~

・秋の牢獄・
11月7日(水)を何度もくり返す大学生・藍は、同じくリフレインしている人々と出会う。
不安に思いながらも、心を通わせる人にも出会うが、彼らをどこかに連れて行ってしまう「北風伯爵」の噂も耳にする。

何をしても、例え人を殺した所で次の日には元通り、同じ日を繰り返す。
同じ境遇だからとて、全員の気が会うことなどない。
集まっていれば安心というものでもない。
様々な人と出会う中で、いろいろなことを感じた藍が最後に求めたのは「北風伯爵」だった。

・神家没落・
会社帰りに踏み込んでしまった道。
そこで出会ったお面の男。男はぼくに「託して」消えてしまった。
その日から、ぼくはその家から出られなくなる。
異動する家は周期があるらしく、男の知り合いが次々訪れる。
誰かにバトンタッチすれば家から出られることを知ったぼくはカフェを開き、身代わりを探す。

身代わりにした男・韮崎は殺人犯で、家が異動することを悪用し、悪事を繰り返す。
罪悪感に囚われ、又、家を"汚された"ことを許せないぼくは、韮崎との対決を決意する。

・幻は夜に成長する・
不思議な力を持つ祖母と一緒に暮らしていたが、彼女は赤の他人だったという。
その後、自分にもある異能の力を伸ばしていたが、祖母のいた教団に捕まってしまう。
そして、教祖として「生かされる」中、ひっそりと自分の中で怪物を育てるのだ―

人に幻を見せることが出来る女性が、利用される中で怪物を育て、それを使って自由になろうとする。






Last updated  December 2, 2007 03:52:26 PM
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