お茶かけごはん と ねこまんま

2007/09/13(木)00:51

年をとるための経費

介護の“か”(47)

「わたしは、ほーむに、はいる。  みさこさんが、たいへんだから。」 私にそう言った姑は、きっぱりとした目をしていた。 事あるごとに不安に揺れ動く姑の気持ちを固めたのは 夜、オムツをしなければならなくなったという現実だ。 とはいうものの ホームに入るとなると、お金が要る。 比較的安くで済む代わりに、ざらに300人くらい順番待ちが必要な 特別養護老人ホームに入るのか 料金は高いが、希望すればすぐにでも入れて 手厚い世話が期待できる 介護付き有料老人ホームに入るのか それよりまず、今、義両親はいったい幾ら持っているのか…。 この際、遠慮してもしかたない。 色々うるさい舅が入院していて留守の間に 夫と姑と一緒に、舅と姑の通帳を全部見せてもらった。 そして 特養ホームだったらいくら 有料ホームだったらいくら 月々に生活費がいるものか、 試算してみた。 その結果…。 もし、舅と姑二人が、介護付き有料老人ホームに入ったとしたら 5年弱で二人の蓄えが全てなくなることが分かった。 決して少ない額の蓄えではないのだが。 ここは姑が望む 二人いっぺんにホームに入るということは諦めて 要介護1以上の認定を受けた人しか入れない 特別養護老人ホームの空きを待つしかなさそうだ。 当面、舅は居宅ということになる。 それにしても 年をとるにもお金が要る。 30年後の自分は大丈夫か?

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る