2008/11/12(水)20:27
人の声が楽器に聞こえたあの日
それまで楽器といえばクラシック、歌ものは歌謡曲しか知らなかった子供の頃。
音は心や気持ちで聴き、声は頭で聞いて理解するものと思っていた。
それがYMOをはじめとするテクノで変な声に出会う。(ボコーダーだわね)
人が歌ってるのに人じゃないみたいな不思議な感覚。
そして多分、同時期に洋楽ROCKとの出会い。
歌謡曲でもテクノでもない、エレキの世界。(テケテケまで古くないっスよ)
そしてそれまで触れた事のない英語の歌詞。
まるで声が楽器の一部のように思われた
歌詞は理解しなきゃ、という認識があったので何も考えずに曲だけ(vo含めて)を聴ける洋楽にどんどんのめり込んでいった訳です。
その結果が今なんですがね…。良かったのか?悪かったのか?
そんな声=楽器がここまで進歩しました。
【送料無料選択可!】未定 / ドカカ
DOKAKA / Human Interface
Bjork / Medullaの全トラックの演奏(?)を声で担当している謎の日本人アーティストDOKAKA。
何も知らずに聴いてました。日本人だったんだぁ~。
しかも、本人が直接デモテープをBjorkに送ったところ、オファーが来てちょうど製作中だったMedullaの全トラックを口で担当することになったらしい。
Medullaの時もすげぇと思ったけど、このアルバムは度肝抜かれます!
声だけでこんなに疾走感やリズムが出るモンなんですね。
Bjorkとの共演って事で、ちょっと孤高の人なのかな?と思ったら、ユーモラスなところもあって。
たまに、もう中学生か?と思ってしまいます。声が似てる時があるのよね。
ますます謎の日本人 DOKAKAって感じです。
神々しくもなく、おシャレでもなく。
アカペラでもボイス・パーカッションでもない。
ヒューマンビートボクサーって言うらしい。
まるでおもちゃ箱みたいに、何が入ってるのか楽しみでどんどん聴き入ってしまう不思議な音楽です。
とにかくすげぇアルバムです。
曲数もすげぇっス…。80曲越え…。
*Napsterで試聴できます。
MySpace -DOKAKA-
『Smells Like Teen Spirit』のカヴァーやってます。歌詞はラララだけど。