2006/02/03(金)06:13
節分(せつぶん)
携帯版『秋桜歳時記』
節分(せつぶん)《季 春》
せつぶん【節分】
(1)季節の変わり目。立春・立夏・立秋・立冬の称。せちぶん。
(2)特に立春の前日の称。この日鰯(いわし)の頭を柊(ひいらぎ)の小枝に刺して戸口にさし、炒り豆をまいて悪疫退散、招福の行事を行う風習がある。冬から春への境として物忌みに籠ったのが本来の行事。(三省堂「大辞林」第二版より)
中年からの俳句人生塾
節分の鬼の破りし障子貼る 吉田立冬子
暦の上では冬も今日まで、立春の明日からは春ということです。
正確には年に4回ある節分も、今日2月3日だけが行事として残っています。それはかつて、冬から春への節分が一年の締めくくりと考えられていたために、邪気を翌年に持ち越すことのないようにという願いが込められていたからだということです。
年が明けての一ヶ月、またたくまに過ぎ去りました。その間、嬉しい事、辛い事、悲しい事と巡ってきたのですが、笑う門には福来る。胸の奥には悩みもかかえながらも、せめて外面だけでも笑顔で明日の春を迎えようと思います。(秋桜歳時記)