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2008/05/09(金)17:50

イタリア人の駐車術

イタリア生活(192)

昨日、今日と立て続けに嫌な光景を見てしまった・・・。 昨日、たまに行く近所のお店のおばさんんと話しながらなんとなく外を見ていた。 店の前の道路の脇に縦列駐車できるようになっているんだけど、店の前に1台の車が駐車を始めた。 危なっかしいなー、ぶつかりそうだなー、と思って見ていたら、案の定、トン、と後ろの車に軽くぶつかった。 ぶつかったのに気づいたのか、気づいてないのか、その車は更に駐車を続ける。 前に行って、ハンドル回して、また後ろに来た。 今度はドーンとさっきより思いっきりぶつかった。 ほんのちょっと前に行って、駐車完了。 運転手は何事もなかったかのように車から出て、自分がぶつけた車の横を通って行ってしまった。 ・・・って言うか、気づいてなかったんだろうなぁ。 1回目ぶつかったとき、お店のおばさんに、「あの車、ぶつけてるよ」って言ったら、「ああ、大丈夫大丈夫。あの程度なら」という返事。 2度目にもっと思い切りぶつけたときもおばさん、「大丈夫大丈夫、あのくらいなら」と言っていた。 ・・・・・・そんなに日常茶飯事なわけ!?!? おばさんと話し終わって外へ出てぶつかっていた車がどのように駐車したか見ると、後ろはぶつかるほどギリギリに駐車したのに(って言うか、すでに2回ぶつけてからちょっと前に出ただけ)、前は1mとは言わないけど、90cmくらいの充分なスペースがあった・・・。そりゃ、後ろは盲点だけど・・・。 今日は、道を歩いていたら、DMというナンバーのついた真新しいニューFIAT500が縦列駐車されているのがちょっと遠くから見えた。 ちなみにイタリアのナンバーは、かつてはアルファベット2文字の県名の略(ローマ以外は。ローマだけはROMAと書かれていた)+数字だった。 数字がなくなったとき、数字にアルファベット1桁+残りは数字でまたはじめたけど、それも尽き、90年代中ごろ、全国統一で、アルファベット2文字+数字3桁+アルファベット2文字というナンバーを採用することになった。AA000AAから始まって、2008年5月現在、私が気づいた限りではDMで始まるナンバーが出回っている。 ちなみにこの新しい(すでに導入されて10年以上経っているけど)ナンバーは、非常に画期的だと思う。だって、違う土地に行ったとき、自分たちがどこから来ているか誰にも分からないんだから。ナンバーにトリノの「TO」、ミラノの「MI」というシールを貼っている人もいるけど(ナンバー発行の際、基本的に、特に希望がなければ貼られるらしい)、うちはあえてつけてない。と言うのも、以前TOナンバーで他の地方へ旅行へ行ったとき酷い目にあったことがあるから。TOと書かれた車でフィレンツェに行ったら、車、鍵らしきもので傷つけられたの。ちょっと頭のおかしいサッカーのサポーターにでもやられたんじゃないかという疑惑が・・・。フィオレンティーノはユヴェンティーノを好ましく思わないもんね。単なるガキのいたずらかもしれないけど。 さて、話を戻して、DMというナンバーの真新しいニューチンク。 おお~、新しいな~、と道路の反対側のから見て、ちょうど、私は500側に道路を横切らなければならなかったため、道路を横切って500の側に行く(500を見るのが目的じゃなくて、側に銀行があるから)。 道路を渡っている最中、500の前の開いているスペースにステーションワゴンが駐車を開始。 どう見てもステーションワゴンが入るスペースではない。 いや、無理すれば入れるだろうけど、すっごい駐車に苦労しそう。 ステーションワゴンの運転手は、急いでいたのか、猛烈に駐車を開始。 ここまで読めば誰でも分かっただろうけど、当然のごとく、後ろの500にぶつかる。 ああ、真新しい500が・・・・・・。 と思ったのもつかの間、押された衝撃で、500が後ろに移動。おおよそ70cmくらい移動して止まった。 ・・・ちょっと待て。500、ハンドブレーキは???? ハンドブレーキなしに駐車した??? スペースを稼いだステーションワゴンはすんなりと駐車していた。 信じられない光景だった・・・。 我が家の147も、前、誰かにぶつけられてナンバーが凹んでる。縦列駐車したときにやられたんだろうなぁ。 横列駐車のときにドアをぶつけられる可能性もかなり高く、うちは車を買って1ヶ月しないうちにドアをやられました。で、次の月にまた。毎月1回はあるってことだ。 最初のうちはいちいち直してたけど、もうそのままになってる。じゃないとすごい出費になっちゃうもん。 こんなことに「大丈夫大丈夫」と慣れてしまうのは嫌だ・・・。  

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