2006/10/09(月)14:29
Suzuka F1 Grand Prix
鈴鹿にF1を観に行ってきた。会社で急に話が回って来たのが木曜日で、同僚と二人でばたばたっと行くことになった。
F1といえば、もう何年も遠ざかって、最近は誰が走ってるのか、どのメーカーが競っているのかろくに分ってない。シューマッハが引退とか、鈴鹿は今年が最後らしいとか、その程度の話を行くことになってから周りから聞いて、へえーそうなの?という按配。
朝7時に東京駅に待ち合わせてのぞみで名古屋へ。近鉄に乗り換えて白子から専用バス。
到着したのはF1 Paddock Clubというスポンサー招待客用の観戦場所。メインスタンドの向かいで、ピットのちょうど上になる。それぞれのメーカーが使用するピットの幅ごとに、スポンサーの観戦席が区切られて、言ってみればパーティ会場が作られている。客は、円卓を数人ずつで囲むような形で座り、自由に飲み食いしながら、ピットの上からレースを観戦する。大画面TVもふんだんに使われ、さらに、卓ごとにいくつか、中継されているカメラを切り替えたり、順位を表示できたりする機能のついた小型のTV端末も配られる。メインストレートなんて、レース中は何がなんだか順位なんか分らないからね。
到着して軽く飲み物を飲んで、すぐにパドックウォーク。パドックまで下りて、実車を見学。F1マシンを間近で見るのは久々だ。
イギリスに5年住んでいる時、シルバーストーンに3回、ブランズハッチ1回、ベルギー3回、モナコ2回、たしかそんな回数だったと思うが、F1は観に行った。ベルギーもシルバーストーンも初回はワケが分らず適当な場所で観ただけだったが、2回目からはサーキットへの行き方や、どこで観戦するのが面白いかも分って、ヘアピンとかスピードが落ちる場所を探して、かつ安いチケットで上手に観ていた。写真もわざわざ200mmの望遠を買ったりして取りまくった。
当時のドライバーは、セナ、マンセル、ベルガー、パトレーゼ、ブランデル、プロスト、シューマッハ、デーモンヒル、まだ若かったバリチェロとはモナコからイギリスに帰国する飛行機で一緒だったが、もうベテランなのね...
F1の魅力は、個人的には、音。
バイク乗りで、車にはあんまり興味がない。ので、初めてのF1デビューも、たまたまブラッセルに遊びに行き、何か暇つぶしで面白いことはないかとホテルで聞いたら、ちょうどF1やっているというので、話のためしに行ってみた、というもの。が、サーキットについて、入り口からスタンドまでコース脇を歩いている時、聞こえてくるマシンの音に(その中には中島悟選手の車の音も混じっていたはず)、ぶっとんだ。なんだこりゃ?と。人間の知恵と努力で極限まで高めた機械というものの凄み、まるでジェット機が地上を走り回るような轟音に、身体だけでなく心までも震わされた、ってとこ。やっぱ乗り物って好きだし。
今回、パドックの真上なので、その音の迫力はまた存分に楽しむことができた。レース中、メインストレートなんて、レースを見てないに等しいので、あとはピットインだけが楽しみ。あと他には、全車がスタート前にグリッドに整列し、一周ほどウォームアップランをする時、各車一斉に、でも本番と違ってある程度ばらばらにダッシュして1コーナーめがけてぶっとんで行った時、それを観た時は、やっぱF1すっげー、なんつー加速力やねん、と、ちょびっと感動した。
ピットインは、やっぱ超迫力。TVで観る時の印象より、もっと大人数なんだなあーと、いうのがちょっとした発見。
隣がフェラーリでよかった...シューマッハのピットイン。
交換したタイヤは、メカニックがすぐに空気圧を計ってチェックしていた。冷めたら変わるしね。
レースは、なんだか気がついたら終わっていた。ピットの上からずっと見てて、あんましテレビ見てなかったし。シューマッハ、残念でした。アロンゾ選手かぁ...正直言って、知らん。
帰り、白子駅までの専用バスがまた渋滞で大変かと思ったら、すぐに到着し、近鉄も予約してあったチケットじゃなくてもすぐに乗れて、かつ座れて、新幹線も同様、ゆったり座れて、8時には東京到着。疲れたけど、楽しい一日だった。