テーマ:電気製品の分解(1)
カテゴリ:写真日記
リビングのTV台の棚の中に、しばらく前から壊れて使えなくなっているDVDプレーヤーがあります。
そのまま捨てるとアレなので、分解して分別しようと思っていましたが、PS4が来たのをきっかけに、作業を行いましょう。 裏面や、 側面、 背面の見えてるねじを全部外すと、 ケースがパカッと外せます。 スッカスカです。 トレーに黒色の細いひも状のものが落ちているのがわかると思います。黒い輪ゴムだったものです。 このプレーヤー、取出しスイッチを押してもトレーが出てこなくなっていたのですが、その原因はこの輪ゴムが切れてしまっていたからのようです。この輪ゴムは実はプーリーに引っかかっているベルトで、トレーを動かすプーリーとギヤへの動力をモーターから伝達しています。安いプレーヤーは大抵この輪ゴムが切れて使い物にならなくなります。 同じ直径の輪ゴムを入れてやれば直ると思いますが、面倒なのでこのまま分別に進みましょう。 それにしても、このプレーヤー、安いわりに手が込んでいます。再生機構部をシャーシに留める部分の穴が全て長穴になっており、 トレーが閉まったときに前面パネルと面一になるように調整しながら組み立てられています。 また、天板を支える板は前面パネルに別部品で取り付けられており、さらにゴム板まで貼ってあって、再生機構部のブロック状のスポンジと合わせて、天板の平面度維持とガタピシ音削減に貢献しています。購入当時3,000円台の製品とは思えない。 そういえば背面パネルに“Designed by N. Horiguchi”とありました。著名なデザイナーでしょうか。 基板はほとんどねじ止めで取り付けられているので、ここまでは簡単にバラせます。 MediaTek1389DEという映像処理チップが載ったメイン基板。そういえば再生映像はきれいだったな~。 メカの組み合わせである再生機構部は、非常によく考えられた設計がされていて、どこも破壊しなくても部品単位まで分解できました。最初の設計者はたぶん天才です。 唯一破壊しないと分解できないのがディスク保持部の鉄板をインサート成形した部品。成形のバリも激しく残っています。 この部品と基板はいつか不燃ごみに出すとして、金属とプラと、配線は資源で引き取ってもらいます。 モーターとかギヤは、長男が何かに使うって持っていきました。 さ、これでPS4を置くスペースができましたよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
May 5, 2018 05:27:51 PM
コメント(0) | コメントを書く
[写真日記] カテゴリの最新記事
|
|