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カテゴリ:洋画
マスターズ・オブ・ホラーをツタヤ半額でDVD六枚まとめ借り。ホラー映画界に名を轟かす名匠らがそれぞれ一時間の作品を作り上げるシリーズ。
なぜか三池監督の「インプリント」だけ一枚しか置いてなくて借りられず。後日の課題に。 まずはラリー・コーエン監督「ハンティング」。ヒッチャー、トラッカーの両殺人鬼の遭遇。他人が手をつけた獲物だからと森林に生きたまま縛られている犠牲者をそのまま放置したり、死体処理の作法と微妙にスタンスが異なる二人の殺人鬼。二人に狙われる羽目になる女。アイデアはおもしろいが、おそらく自作「ア○○ュ○○ス」を踏まえてのオチが大半の人が思いつく想定内になってしまったのが残念。自分も「世界最強殺人鬼決定戦」なんてのが出てくる三家本礼のマンガ『サタニスター』読んだ直後だけに点が辛くなる。 続いてドン・コスカレリ監督「ムーンフェイス」。森から脇道を通る車を襲撃する殺人鬼ムーンフェイスと軍事オタクでサヴァイバリストの夫に嫌々ながらもいろいろ仕込まれたヒロインが対決。殺人鬼のキャラがそのサイレン付きアジトWITHアンガス爺さんともども立っているのと悲鳴あげつつも様々駆使して戦うヒロインが魅力的。林立する十字架や作業台での所業もなかなかおぞましく、最後のひとひねりも楽しい。王道な殺人鬼とヒロインの対決話ながら、あきさせない。 ジョー・ダンテ監督「帰郷」は社会派ゾンビ映画の秀作。大量破壊兵器の存在などを口実に始まった海外の戦地から大統領選を控えた本国へ戻ってきた戦死者の遺体がゾンビとなって復活。彼らの要求は…。 ちょうどアメリカでは中間選挙直後。共和党が敗れ、ラムズフェルドの首が飛んだ直後だけにタイムリーではある。日本だって人事ではない。安倍首相やら東条の孫娘やらのもとにも靖国神社からいつ誰が帰ってくるかわからんよ。リベラルを罵倒しまくるミニスカ女憲法学者ジェーンって、これ、モデルがいそうだな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月14日 18時38分16秒
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