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カテゴリ:中華電影(香港・中国・台湾)
必ずしも成功作ではないのだが、新しさのあるウォン・ジンポー監督の香港ノワールの意欲作。突然、アニメが挿入されたり、例えていうなら日活時代の鈴木清順監督のようなというか。
かつての抗争で命を落とした部下の娘を養女とした百徳(エリック・ツァン)。その部下で兄弟分の大風(アンソニー・ウォン)、辰(サイモン・ヤム)、花(アレックス・フォン)や護衛の東(リウ・イエ)の庇護下に純真に成長した娘(アニー・リウ)だが、百徳が落命し、跡目を継ぐ立場にかつがれてしまう。黒社会にはかつて復讐のために彼女の両親の命を奪い、今では女組長となった洛華(カリーナ・ラム)も目を光らせる…。 黒社会版極妻か、セーラー服と機関銃かと思いきや、ノワールの中に少女クラス委員の朗読する道徳の教科書が投げ込まれたかのようなミスマッチ感覚。でもばっさりやるには惜しい、そんなある種の魅力はある珍作。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年01月26日 18時30分57秒
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