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この映画、なんで邦題だけ「2057」って付いたのでしょうか? 2057年って意味だけど、作中では全く触れられていないだけに何かしらの意図を感じさせられる。それは、まさか「超訳の天才」の仕業なのかともとれるし、「2001年宇宙の旅」みたいな感じで数字が付くとSFっぽくなるからでしょうか? とにかく、太陽が活動を停止しそうな未来、人類は核を投入して太陽を復活させよう。という話です。ただ、宇宙に行ったことがあるわけではないので、会話&生活そのもののリアルさってものは全く感じられませんでした。しょうがないかぁ。 (以下、ネタばれ) 8人の乗組員がいるから、どんどん死んでいくんだなとは思っていたけれど、やっぱり真田広之演じるキャプテンは早々に死んでしまいましたね。無口だし、仕事に一途になれる典型的な日本人のキャプテンだから犠牲になっても任務を全うする。そういう日本の「散り際の美」というものを監督は良くご存知ですね。もうちょっと長くいて欲しかったのは山々ですが。。。 ダニー=ボイルのどの作品を見ても映像的な挑戦があるので、それはそれで楽しめる部分です。「ザ・ビーチ」のゲーム画面のように、本作品でもサブリミナルを使用していることで怖さが倍増しちゃいました。あと、核分裂する最後の部屋のシーンはとても幻想的で綺麗でした。こちらにも「散り際の美」を感じました。でも、「アルマゲドン」のように涙を誘おうとしている態度は全く無くて、もっと人間の裏を見せているような感じです。がむしゃらというか、サバイバル。 遠い遠い空の上での物語ですが、狂気の沙汰は同じなのだなって思いました。でも、この映画を見て「希望を抱け!!」っていわれてももちろん無理です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.23 23:34:07
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