それはその後頻繁に生活指導の先生から連絡があるようになる 遅刻や早退そしてお決まりのように休みがちになる 学生の本分は学校に通学することから全て始まる 彼女はその本文から少しずつ離れる日常生活に没頭するようになる 善良な学生もいる中に落ちこぼれのような学生もいる 落ちこぼれは何も学生に係わらず世の中どこの世界にもあることだ もって生まれた運不運も人生には確かにあるが 彼女の場合バレーボールのつまずきがいつまでも尾を引いているように見える 中高校生時代誰もが自我に目覚めるような気がするが これは何も自分だけの精神的成長ではないと思う 回りの友人知人級友お友達先輩後輩達による影響が大だと思われる お互いに刺激しあいながらお互いに成長する そうして自我の完成の一部分ができる それが自我の目覚めだと思う 早熟な子もいればその反対もいる 彼女の場合は自我の目覚め時に不幸にしてバレーボール部の諸問題に直面 普通の人と目覚め方が多少違ったように見受けられる 普通はそれをいい教訓と捉えられるが彼女の場合はどうもマイナスに目覚めてしまったようだ 彼女の過去を振り返ればこのときが一番大事な時期だったように思われる そのとき誰か親身に話し合える人が身近にいたならプラスの目覚めをしたでしょう 他人の現在の姿はある程度捉えられるが その課程を捉えることは非常に難しい 生活指導の先生が家族に連絡したときはすでに世間で言う不良学生だった 学校休んでアルバイトその稼いだお金で夜遊び 世間に出ればいいことも悪いことも吸収する