カテゴリ:ロシアの光景
えー、フリーページにも書いたのでくどいかもしれませんが、ロシアのクリスマスは1月7日です。
だから今日も明日も暦のうえでは「ただの土日」なんですが、せっかくだからクリスマスネタ行きます。 ロシアのサンタクロースと言われるのがジェット・マロースです(ジェットは「おじいさん」、マロースは「厳寒」という意味)。 見かけはサンタクロースと似ているのですが、ジェット・マロースの正統コスチュームは「とても長い銀色のひげに赤い帽子をかぶり、赤い長いコートを着ている。コートの襟は白鳥の羽でできており、白いベルトを締め、手袋は二股の白いミトン、白い靴を履き、氷でできた杖を持っている」というものだそうです。 それでジェット・マロースは彼の孫娘であるスネグーロチカ(雪娘。雪の結晶の帽子をかぶり、白い服を着ている)と一緒に、お正月にプレゼントを配りにそりでやってきます。 お正月飾りであるヨールカ(もみの木)の下には、よくこのジェット・マロースのお人形が置かれます。お土産市場ではこのジェット・マロースの木彫りの人形をよく見かけます。印象としてはサンタクロースというよりも、冬の王様という感じの堂々としたものが多いです。 私はこの長いガウンのようなコートのジェット・マロースが好きなんですよね~。むかし、小学生のとき、劇でロシアの昔話の「森は生きている」をやったんですが、それに出てくる1月の精がやはりひげが長くて、長いコートを羽織っていて、そのイメージとダブるんです。キリスト教以前のロシアのイメージなんですよね。 ただ最近は、アメリカ風(?)のサンタクロースもよく見かけます。でもこちらは日本と同じで、企業の宣伝臭が濃い感じがどうしてもしてしまいます。 さて、では1月7日のクリスマスには何をやるのかというと、敬虔なキリスト教徒はちゃんと教会に行くみたいですが、そうではない人はパーティーとか、旅行に行ったりとか、いろいろなようです。まあ、どこの国も似たようなものかもしれませんが、楽しめれば何でもいいというわけですね。 モスクワ トヴェルスカヤ通りのヨールカ 赤の広場に面したグム百貨店のクリスマス飾り お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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