2007/04/15(日)22:24
『朝日のようにさわやかに/恩田陸著』
朝日のようにさわやかに恩田陸著
まったく何の情報も入れずに購入した。恩田本だし。
短編集。14篇の物語とあとがき。
恩田さんの短編集は、何か今後の作品に繋がるものがあるんじゃないかとか
余計なことを考えてつい深読みしてしまう。
1篇目からワクワクしてしまった。「久しぶり♪」みたいな気分。懐かしい。
「僕は理不尽なものが嫌いだ。きちんと原因と結果が分かっていないと気分が悪い」
相変わらずな彼の言葉。私も同じタイプ。
彼らは元気そう。いつかまた会えるね。
他にも物語はいろいろ。読み応えがあった。
恩田さんの場合は短編でも世界がしっかりあって、どんな短くても恩田ワールド。
一語一語にくぅぅっとなる。やっぱりすごい。
「水晶の夜、翡翠の朝」「ご案内」「冷凍みかん」
「おはなしのつづき」「寂しいお城」が好み。
特に「ご案内」は恩田さんっぽくていい。面白い。
それと、あとがき^m^