テーマ:ペットの死(566)
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かなり長い日記になってしまったので、2つに分けてUPしました。 1つ前の日記ウィンの事。(その1) 昨日の日記夢夢の事。 お時間がありましたら、合わせてご覧頂けるとありがたいです。 左目が失明してしまったウィンですが、その後痴呆症や顔の膿の症状が 特にひどくなるわけではなく、穏やかに毎日を過ごしていました。 痴呆症は安静にするよりも、刺激を与えたほうが良いとの事で ドッグランへも連れて行きました。 毛布にくるまって、抱っこされているだけですが。 ただ、年齢的なものもあって、食事が困難になってきました。 痴呆症になってから、自分でご飯を食べる事が出来なくなってしまい 点滴で栄養を補給しても、ウィンはどんどん痩せてきました。 カロリーの高い離乳食をお湯で液状にし、注射器で口に入れてあげていました。 しかし、その離乳食でさえ一度のどにつまらせ 呼吸が出来なくなり、危なくなった事がありました。 それからというもの、ウィンはペースト状の離乳食から 液状の流動食に切り替えました。 私達は、某自動車メーカーの部品製造会社で働いていました。 今ニュースで騒がれている通り、私達も例外ではなく 1月いっぱいで、私とA太郎は仕事を解雇になりました。 それからずっと、毎日らぶとウィンと一緒に家で過ごしました。 ずっとずっと、そばにいました。 2月17日。 フローリングでおしっこをしたウィンは、その上に寝て お腹がビチャビチャに濡れていました。 お腹を洗って、私はお腹をドライヤーで乾かし A太郎はウィンにご飯をあげていました。 ところがウィンはご飯を全く食べようとせず、次第にだんだん 立っていられなくなりました。 抱き抱えるとグッタリしながら、だんだん息が荒くなりました。 夢夢が亡くなった時のことが頭をよぎりました。 夜11時10分。 「救急病院へ連れて行こう!」と言った矢先に ウィンの息は止まりました。 心臓がまだ動いていたので、一生懸命人工呼吸をしました。 しかし、ウィンの息が戻る事はなく、ウィンの心臓は止まり そのまま、ゆっくりと息を引き取りました。 たった10分間の、あっという間の出来事でした・・・ ウィンと夢夢は、元々一緒に遊ぶわけでもないし 特別仲がいい…というわけではなかったのですが 夢夢が通院していた頃、夢夢が病院から戻ると、ウィンは大慌てで 夢夢に駆け寄り、お出迎えしていた事を思い出します。 夢夢が亡くなった日。 夢夢にチアノーゼが出てハァハァしていた時も、ウィンはずっと 夢夢にぴったりと寄り添い、そばにいました。 夢夢が亡くなって1週間後から、体調が急に悪くなり 痴呆症を患ったウィン。 病院の先生から、ウィンの死は老衰だと言われました。 ウィンは、リーダーだった夢夢を追って行ってしまったのでしょうか? 夢夢と同様、ウィンも私の腕の中で私に抱かれ、この世を去りました。 ウィンや夢夢が元気だった頃、私はウィンと夢夢に 「ママが絶対看取ってあげるからね」と約束していました。 その約束を守れた事が、唯一の救いです。 私は絶対、ワンコ達にウソはつきたくありませんから。 だけど、看取るという事がどれだけ辛く酷な事か。 私は苦しむ我が子をただ見ているだけで 助けてあげたいのに、助けてあげられない。 ただ泣き叫ぶばかりで、何も出来ない。 それがどれだけ悔しい事か。 苦しむわが子を見ていると、心臓がバクバクし 息苦しくなり、可哀想で何度も何度も目を背けたくなります。 でもここで目を背けたら、私はきっと後悔する。 そう思って、夢夢もウィンも、亡くなるその瞬間まで 目をそらさず、しっかり見届けました。 この子達にしてあげられる、ママの最後の仕事ですから。 ウィンの火葬は、20日に無事終わりました。 A太郎と、らぶと、私の3人で見送りました。 ウィンも夢夢も、何年か経ってきっと また私のところへ帰ってきてくれると信じています。 ママはずっと待っています。 ウィン、本当にお疲れ様。 そして、ありがとう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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