テーマ:映画館で観た映画(8540)
カテゴリ:リアル
今日は、普段日記をつけている、
オンラインゲーム「眠らない大陸クロノス」 の仲間でもあるsyu--と、 『阿修羅城の瞳』 を観て来ました。 新宿ピカデリー、16;20の上映でした。 人少な…(;´Д`A ``` 映画館や制作側の方には申し訳ないですが、 空いてる映画館、大好きです(ぁ 普段観に来ない人間が偉そうに…なんですが、 人が多いと落ち着けない性分なので。 と言いつつ、芝居は観客の空気も含めて成り立つので、 満員御礼大歓迎ですw さてさて、 このタイトルでピンとくる方はご存じの通り、 元はと言えばお芝居の、この物語。 私は、2000年版はビデオで、2003年版は生で、 それぞれ観てきました。 やはり舞台と比べてしまうのは否めません。 芝居は好きですが専門家でもなければ、 (一応、同伴のsyu--は舞台人なので…) ましてや年に一本も映画を観るかどうかの私が、 評論とかって、かなり生意気なのですが、 こういう見方をする人もいるのね~ くらいに思って頂ければ幸いです (o*。_。)oペコッ 結論から言ってしまうと、やっぱり芝居派です。 映画だからできる描写力、 全ての観客が舞台ほどの遠近がなく、 殆ど同じ環境で観られる。 その利点を生かした繊細な動きもあったので、 より『阿修羅城の瞳』という作品の「解説」ができていた、 という評価できる点も多くありました。 しかし、物語の「神秘」な部分が、細かく表現されたが故に、 欠点も見えてしまう気がしました。 当然の事ながら、超人的な世界観ですので、 非人間的な動きをCGで巧みに描いていたのですが、 それがコッテリとして目に映ってしまうのは、 やはり芝居を先に観たからなのでしょう。 最たる例としては、「赤い糸」。 舞台では光で表現されたそれが、 映画では引力をも感じさせられるCGで描かれていました。 当然、思い描かれて居たイメージが具現されて感動しましたが、 やっぱり舞台で観る光の赤い糸の方が、 役者さんの技量の成せる技でしょうが、 なんか良いなぁ…と。 あと、CGに限らず、見せ方の問題でしょうが、 阿修羅城での阿修羅の顔でかすぎっ!(;´Д`) …と、心の中でツッコまずにはいられませんでしたw もう、最後ようやく出門と阿修羅の直面まで、 いつまでこのデカい顔が続くのかとハラハラしてしまいましたw 人物の描き方については、 出門と椿の距離感とか、うまく言えませんが、 もっと近い感じがするなぁ…と思いました。 鬼御門時代の出門はわかりやすかったです。 蛍光色の鬼の返り血は微妙でしたがw 舞台では表情が見えない(席によって)ので、 出門の鬼を殺す狂気の表情が良かったです。 人物像で納得いかないのは、邪空と南北かなぁ…。 邪空は、もっともっとドロドロとした感情と、 出門への嫉妬や執着がある感じだと思います。 そして、強さに対する貪欲さ。 阿修羅の血で鬼へ転生して、己の中の人間を捨てて、 完全な邪になる時の悶絶などもなくて、 ちょっと物足りなかったです。 南北も、同じで。 現実の出来事を芝居に起こすための貪欲さが尋常じゃなくて、 やはり、その身を鬼へ捧げてまで貫く執念。 「物語」という物全般の動機付けの話になってしまいますが、 勧善懲悪とかは(新感線の場合、ダーティーヒーローって筋も多いですが) 善を表す人物、悪を表す人物、 それぞれが、己の主張がもの凄く強くて、 現実との対比を持たせ、ブレイクスルーしていないと、 やはり魅力は表現できないし、 感情移入や世界観移入のきっかけにならないですね。 芝居よりもガジェットははっきりしている点、 部分部分で設けられた隠喩、 もっと面白くできるんじゃないかな~… と、ちょっと惜しい感じがしました。 そこらへんは恐らく、芝居で知ってしまっていた部分を、 映画を観る前から期待しすぎてた私の見方も、 かなり影響しているとは思いますが…(;´▽`A`` キャストに関しては、結構好きです。 欲を言えば、あのキャストで芝居も観てみたいw そして、スタッフロールを観るまで、 松本幸四郎の存在に気づかなかった自分が愚かしい…orz 個人的にヒットは、 歌舞伎のシーンで、出門ファンの女性たちが立ち上がって、 「出 門 様」みたいなプラカードを、 一文字ずつ掲げているのですが、 何故、江戸時代に「ハートマーク」が…(;´Д`) というベタなところでしょうか…w と、ざっと忘れないうちに日記書きましたが、 実はパンフ買ったのに、まだ読んでません(ノ∀`) 多分、読むとこの感想にボロが出そうなので、 新たに感じたことがあったら、追記と言うことで、 ひとまず、これにて。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年05月11日 15時28分38秒
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