2006/02/16(木)09:01
点字のある名刺 その1
おはようございます。タカギです。
今日は、珍しく社会派のTIPSで参ります。
点字を名刺に入れてみては?というお題です。
▼点字表示の必要性
2004年6月、障害者基本法が改正されました。
大きなポイントは、従来の「障害者の福祉」だけでなく、
「障害者の権利の擁護・差別の防止」
「障害者の自立および社会参加の支援」
を責務として定めたことです。
これは、障害を持つ人を施設に隔離するのではなく、地域社会で、
できる限り健常者と同じような生活を営めるようにしようという
理念に基づいています。
この理念を「ノーマライゼーション」といいます。
「バリアフリー」や「ユニバーサルデザイン」も、この理念から
生まれた考え方なのです。
日本では、多数の人が利用する建物に関する「ハートビル法」や、
公共交通機関に関する「交通バリアフリー法」などの法令も施行
され、この理念が徐々に一般化してきています。
そこで、視覚障害者に対するバリアフリーの手段として、点字表示
の需要が高まっているのです。
▼点字のニーズがある業種を考えてみます。
都道府県・市区町村の社会福祉協議会や福祉団体など、障害者に
直接関わる業種はもちろんですが、他にもハートビル法や
交通バリアフリー法からもわかるように「不特定多数の人が利用
する施設」に点字の需要があります。
これ、たとえば次のような業種が当てはまります。
・官公庁
・店舗、商業施設
・病院、医療機関、薬局
・図書館
・飲食店
・福祉団体、福祉施設
・交通機関
・ホテル、宿泊施設
・銀行、郵便局などの窓口
・学校(盲学校を含む)
一般のオフィスや工場などは、視覚障害者の方を雇用していたり、
障害者支援を企業理念に掲げている企業が当てはまりますね。
でも、言葉だけの「障害者の方に配慮」が、まだまだ多いですね。
そんな中、さりげなく点字入りの名刺を差し出すのって、かなり
いい感じ。グッとコミュニケーションが高まると思います。
どうやって作るのかって?
続きます。。。