行者にんにく
(別名:やまびる、あいぬねぎ、えぞねぎ)
北海道から近畿以北の沢沿いの湿地に生息。成株になるまで7~8年かかり、2番芽の出ない繁殖力のないのですごく貴重な山菜です。
いにしえに山にこもった修行者が食べたことに由来するその名前は、まさにニンニクのような個性の強い香りは食欲をそそり、一度食べたら忘れられない味です。
生のままや、天ぷら・フライに。さっと茹でるとネギのような甘みも出てきて、おひたし、和えもの酢のものにしても美味。
また、肉料理、汁の実、炒めもの、卵とじ、煮付けなどどんな料理にもあう万能の滋養強壮山菜です。
栄養成分も豊富でβ-カロテンはキャベツの10倍。ビタミンB6、C、K、葉酸も多く含みます。
機能成分としては、アリシンやアリルファド類を多く含み、末梢血管の拡張を促して高血圧予防・不眠症・冷え性への作用や抗菌作用が期待できます。