立春~待ちわびる
今日、2月4日は暦のうえでは立春です。「暦便覧」には、「春の気たつを以て也」とあります。日脚が伸び、木々の枝には蕾が小さく音をたてるようにして芽吹き始め、風も春の予感を感じさせる温もりを訴えてくる・・・はずですが、ここ大阪でもまだ風が冷たく、まだまだ寒さ対策が必要なようです。【春は「待つ」季節】ぶらりと散歩をすると、蕾と花を咲かせている梅の木を目にすることができます。この蕾の段階の梅を見ると、寒い冬が苦手な私は、もうすぐ春だ!、という気持ちになります。古来「待つ」とは満ち潮になる時刻を待つということでした。春ははやり急かす気持ちを焦らすように、歩みを緩めたり駆け足で行きつ戻りつを繰り返し、春待つすべてのものの首を長くさせます。特に、大阪人以上にせっかちを自覚している私にとって、本当に春が待ち遠しいです。梅の木の枝に止まるメジロでも、焦ってはいけません焦ると暖かくなった春に、余計に肝気が上にいきやすくなり、春特有の症状が出て来やすくなります。焦っても、春が来る時期には変わりはないのだから、ここはしっかり身体の根となる腎の陰気を養いましょう。食事では、山芋、栗、百合根、枸杞の実がおススメです。