食事が出来ない Nさん
ispot お悩み相談よりQ.食べ物を食べようとしてもうまく飲み込めないでむせてしまいます食べられるときもあるのですが味気ないです精神的なものだと思うのでよくあることだと思うのですが昨日の夏頃から続いているので体重が落ちるばかりでヘトヘトです一番困るのが会社での昼食やお茶の時間に進められたお茶菓子を食べれないことです上司に体調が悪いことがバレると一気に冷ややかで迷惑そうにされるのでとても辛いのですなにか改善方法がありましたら教えていただきたいです A.Nさん、食事が喉を通りにくいということで、味も感じにくいのですね。既に回答された方からのアドバイスによって、内科で受診される決意をされたようですが、現在お身体の調子はいかがですか?症状が一時的にでも改善していればいいのですが、もし今後同じようなことが起きた場合や、あるいはNさんと同様な症状でお悩みの方にも何かのご参考になればと思い、以下に漢方医学的に考えられる症状の原因を記載させて頂きます。まず、ご自身でも自覚されているようですが、精神的に何かお悩みを抱えているのですね。漢方医学では心身一如といって、心と身体の繋がりを非常に重視しております。漢方医学には、生活状況についてお伺いした後に、脈・舌・お腹・背中・手足のツボなどを拝見して、心と身体の繋がりを診る診断法が確立されております。従って、Nさんのお悩みの症状の本質に迫るためには、身体だけを診てはいけないのは勿論ですが、心だけを診てもおそらく解決しにくいものと思われます。つまり漢方医学では心と身体がどの様にアンバランスになっているのかを正確に把握してこそ、症状が早く改善される策が見つかるとしているのです。では、以下に一歩進んでお話をさせて頂きます。漢方医学では、長期に渡って悩みを抱え続けると、全身を巡る気の流れがうっ滞しやすくなるとされております。そうなると気の巡りに関わる肝の臓が各方面に悪さをいたします。その一つとして胃腸を攻撃する場合がございます。そうなると、食欲不振、吐き気、口が苦い、みぞおち(上腹部)がつかえる、脇腹が痛い、といった症状が発症しやすくなります。また、便秘あるいは下痢があるかというのも、消化器のどこに影響が出ているか知る意味で大切になります。"むせる"という症状は胃気上逆といって、本来下に降りるべき胃の気が上に突き上げている状態で起こります。あと、味覚に関してですが、これには2つのことが考えられます。一つは、精神状態の失調。もう一つは精神状態の失調を伴わない胃腸機能の問題(これにも細かく分けると二通りありますが省きます)また二つの要因が重なっている場合もあります。この辺りは、お身体からの情報を診ないと、どちらが主要な要素になっているか判断しかねるところです。以上、長文となりましたが、もし内科を受診されて解決しにくいようでしたら、今後のご参考にして頂ければと思います。とてもわかりやすくご丁寧な回答ありがとうございましたm(_ _)mその後も相変わらずといった感じです食べれる時は食べ過ぎる食べないときは極端に食べれないというアンバランスな状態です気功をしていただいたときは少し改善しますがやはり根っこの部分を解決せねばいけないのだと痛感しております。Nさん、現状をご報告頂きありがとうございます。現状は>食べれる時は>食べ過ぎる>食べないときは>極端に食べれないとのことですが、やはり肝気が胃を押さえつけているのかな、ということが推測されます。今ある症状を改善するために、まず気の停滞を取り除くことが優先されます。そのために、ご自身でできることとして、3,40分ほどの散歩をしたり、ご自身の趣味など楽しいことをする、ということをおススメします。それでは、一日でも早く、Nさんのお身体の状態が良くなりますように。