信仰者は夢を見る:川上直哉のブログ

2009/02/10(火)04:47

イベント、やります

神学者の夢(51)

来週月曜日、イベントをいたします。 「遺伝子組換えの社会的影響」と題して、 私が企画・司会を担当して、公共の勉強会。 日時: 2月16日(月)  午後 6:30-8:30 場所: エマオ 3階大会議室  (日本基督教団 東北地区センター)           宮城県仙台市青葉区錦町一丁目13番6号(青葉荘教会 隣り) TEL: 022-222-0998   というのが、一応の公式告知ですが 勉強会は、7時頃スタート。 場所は、要するに、県庁から歩いて5分くらいのところです。 主催は、「仙台食糧デー実行委員会」。 国連の「世界食糧デー」と連携する運動の団体。 私が仙台に来てすぐ、ここに関わっていたのですが、 博士論文作成と育児のために、昨年まで「育児休暇」を頂いていた次第。 娘が4歳になるということで、今年から復帰することになりました。 そして、そのしょっぱな、上記の企画をさせていただけることに。 私のような若造に、大事を任せること。 委員会の、たいへんな度量の表れと、言わなければなりません。。 復帰のごあいさつを事務局長に申し上げたのが、今年のお正月。 その時のあいさつ文が、上記の勉強会に繋がっています。 告知ついでに、その一部を以下に転載いたします。 ******************** (前略) 改めまして、今年は委員会に参加させて頂きたく存じます。 どうぞ、よろしくお願いいたします。 「育児休業」期間、様々に考えたことがございます。 それを、委員であるKさんにお話ししたところ、 次回2月の委員会でそれを発表するようにと、申しつかりました。 復帰したばかりのところで、急にペラペラとしゃべることは、 皆さんのお気持ちを害するのではないかと、心配しています。 それでも、一応、「学者」の末席に座って社会に生きている以上、 語れと言われて尻ごみすることはできないと、 若者はすぐ誇大に妄想してしまいます。 数年間、委員会の様子と食糧デーを外から拝見していて考えたことは、 「援助」という事柄の「危うさ」でした。 「ダーウィンの悪夢」という映画が昨年公開されました。 その監督、フーベルト・ザウパーニ氏は、 アフリカの現実を伝えるドキュメンタリー映画の作者として、 今は世界にその名を知られることとなりました。 その人が、日本でインタビューに応えて、 「援助」の危うさを指摘していました。 「援助」を呼び掛け、それで何か「できた」気になって、気持ちよく就寝する。 それは、あるいは、「知的な犯罪だ」と、この人は言うのです。 現状を知り、憂い、できることを探り、それをする。 それは、致命的に重要だと思うのですが、 しかし、それで止まると、大きな逸脱が待っているのかもしれません。 「できること」は、「現状」を改善しているのか、 そもそも「現状」について、私たちは何を知っているのか。 「知っている」という状態が、「現状」を助長してはいないか。 そうした問いかけを、映画を用いて、ザウパーニ氏は突き付けていました。 そうした中で、今年の元旦、 BBCジャパンのテレビ番組として、衝撃的な映像を見ました。 アフリカのジャーナリストが、「破綻国家」の現在をルポしていました。 その中で、 援助が、現場に届かずに消えていること、 援助が、そうした現状を支える役割を果たしていること、 その悪循環の輪は、私たちの無自覚な認識を一つの歯車としていること、 それを、ショッキングな映像で、知らされました。 (少し詳しく、駄文に纏めました。) 昨年、委員長が、「食糧デー」を一つの運動にして行きたいと、 そんな抱負をおっしゃったとのこと。 Kさんが、それは大変な目標だと、驚きながらご紹介して下さいました。 では、いったい、どうしたら、「運動」が開始できるのか。 昨年立教大学で行われた講演会で、 そのヒントをもらったことを思い出しました。 講演してくださったのは、 名古屋のイラク派兵差し止め訴訟で 画期的な判決を引き出した、池住義憲さん。 この方は、名古屋で、まさに「運動」として、平和活動に成果をもたらせました。 その秘訣を聞きますと、「勉強会」である、とのこと。 誰かが誰かに何かを「教える」のでなく、 参加者が皆フラットに、互いに学び合う場を作ることが大事だとのことでした。 (やはり、駄文に纏めました。) 食糧デー実行員会も、「勉強会」を開催することで、 あるいは、「運動」が展開できるかもしれないと、 これが、Kさんと話した内容でした。 Kさんは、実にスピード感あふれる御性格で、 それじゃすぐに始めましょう、とおっしゃいました。 でも、「誰かに教わる」のでない勉強会には、時間が必要です。 上意下達こそ、時間短縮のために非常に有効なものとして活用されるものです。 そうでない形の「勉強会」は、 とりあえず、一回三時間くらいは必要だと思うと、 そう私が申し上げて、「それじゃ、事務局長に相談しよう」と、 それが、昨年末のお話でした。 Kさんは、「遺伝子組み換え」に強い興味をお持ちです。 でも、それをじっくり考えようと思うと、 WTOからJAまで、ずいぶん広く情報を共有しなければなりません。 それは、たぶん、時間を要する事柄となりそうです。 昨年の「世界食糧デー仙台大会」は、大変刺激的でした。 でも、その内容の大半は、 既に『なぜ世界の半分は飢えるのか』というベストセラーで、 もう20年以上も前に、世界に知られた事柄でした。 それでも、改めて示されると、刺激的になります。 重要なことは、「そのあと」にある筈です。 情報を知らされ、刺激を受けた人が、 その刺激を目の前の生活の中に落し込まないと、いけないはずなのです。 それは、さらに語りあうことを通してのみ、実現されるはずです。 それには、時間が必要だと思います。 「食糧デー」の活動が、「知的な犯罪」に堕していないかどうか、 もし委員会に復帰するのであれば、深く自戒して臨みたいと思います。 そして、ザウパーニ氏への応答として、 「勉強会」を通して「運動」を展望してみたいと思います。 だいたい、以上の事柄を、新年の抱負として抱いています。 こうやって、いつも、長いメールになります。 若者のはやり気、ご笑赦を願うばかりです。 (後略) ***************** ということで、たくさんの方の御来訪をお待ちいたします。 おいでくださると、ちょっとした「オフ会」になる、のでしょうか。 心から、歓迎をいたしたく存じます。

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