街歩き・東京 「桜新町から向井潤吉アトリエ館、松陰神社前へ」その2
【続き】 何とか給水塔の全容を見たいと、西面、南面と敷地に沿って歩き、あきらめきれずに東側の路地に入ってみたが民家の屋根の上にかろうじて塔のてっ辺が見えるだけだった。道も行き止まりだったので、諦めることにした。Photo H1(左) 複雑な道の構成。(2014/9/30 11:46)Photo H2(右) 一番奥の道は公園の脇。(2014/9/30 11:47) 行き止まりの路地から戻り、給水塔施設の南面の道の続きを歩く。変則的な十字路に出るが、その向こうに丁字路が見える。緑地脇の道らしいのでそこを歩くことにする。 丁字路を左折すると左手は公園で、駒沢緑泉公園と地図にある。おばあさんとお母さんと子供二人が敷物を敷いて遊んでいる。その公園でトイレを借りた。Photo H3(左) 階段を下りた道。(2014/9/30 11:53)Photo I1(右) アトリエ館へ案内表示。(2014/9/30 11:57) そのまま道を進めると道は右に直角に曲がっているのだが、鉄製階段を1.5mほど降りると直進できるのだった。階段道を選ぶ。 道はやや広い通りと交差する十字路になるのだが、ここで地図のどのあたりを歩いているのか分からなくなっていた。方角的には駒沢中学校横の向井潤吉アトリエ館に近づいているはずだと思いながら、とるべき道を決めかねていた。 周りを眺めていたら、左手向こうに緑地歩道らしきものがある。そこを歩くことにして近づいたら、入り口にアトリエ館への案内看板があった。まだ先だとばかり思っていたので、完全に道に迷っていて偶然に助けられたらしいと、その時は思ったのだった。Photo I2(左) 優雅な散歩道。(2014/9/30 11:57)Photo I3(中) 裏道に続いて。(2014/9/30 12:00)Photo I4(右) 駒沢中の西の道へ。(2014/9/30 12:01) しかし、確かに道迷いはしたが、そんなに方向感覚も距離感も狂っていたわけではなかった。緑の歩道は単なる家の裏道のようになったり、他の道を横切ったりしながら続くのだった。途中には案内板がところどころに配されていて、長い裏道歩きなのに迷うことはない。 細道は、駒沢中学校のグランドにぶつかる。そこを左に折れれば、まもなく向井潤吉アトリエ館のはずだ。Photo J1(左) 駒沢中からの道。(2014/9/30 12:01)Photo J2(右) 右手に向井潤吉アトリエ間。(2014/9/30 12:02) 駒沢中学校の西面の緩やかな坂道を登る。学校の緑と屋敷林の緑にはさまれたよい道だ。坂を登りきろうかというあたりに向井潤吉アトリエ館がある。門のある左の横道に入る。 Photo K1(上) アトリエ館の門。(2014/9/30 12:02)Photo K2(下) アトリエ館全景。(2014/9/30 12:28) かつての向井潤吉のアトリエは、広い敷地と大きな和風建築の風格のある家だ。門から湾曲する石積みの階段を上がるアプローチも風情がある。 観覧客も私以外はご老人夫婦の二人だけで、とても静かな雰囲気の中で、向井潤吉の風景画をゆっくり楽しむことが出来た。Photo L1(左) アトリエ館から坂を下って。(2014/9/30 12:31)Photo L2(右) 弦巻通り、「親和橋商店会」。(2014/9/30 12:31) 向井潤吉アトリエ館を出て、駒沢中沿いの道を下っていき、最初の十字路を右折する。街灯に「親和橋商店会」とあるが、弦巻通りである。Photo L3 「駒沢中学校」交差点。(2014/9/30 12:33)Photo M1(左) これも「水道みち」? (2014/9/30 12:34)Photo M2(右) 公園を出て北へ。(2014/9/30 12:36) 「駒沢中学校」交差点を左折してまっすぐ進めば東急世田谷線「松陰神社前」駅だ。まっすぐ行くつもりで左折したが、すぐ右手に緑道がある。これも水道みちかも知れない。地図上では、先ほど桜新町から歩いた水道みちの延長線にぴったり合うようだ。 少し回り道だが、その緑の歩道に入った。緑道は公園を横切る。公園を出ても、その先にずっと続いているようだが、松陰神社前駅に行く道に戻るように公園脇の道を左に進む。Photo N1(左) 「弦巻小学校」交差点へ向かう。(2014/9/30 12:40)Photo N2(右) 「弦巻小学校」交差点を右折。(2014/9/30 12:43) 3ブロックほど歩くと広い道に出る。これを左折すれば「弦巻小学校」交差点に出る。さらにその交差点を右折すれば、その先は松陰神社前駅だ。Photo O1(左) 「松陰神社通り」入り口。(2014/9/30 12:48)Photo O2(右) 松陰神社通り。(2014/9/30 12:49) 右折して道なりに歩いていくと、松陰神社通りの商店街が見えてくる。商店街の入り口には「萩・世田谷 幕末維新祭り」の横断幕が掲げられていた。萩市と同時開催の祭りということだろうが、どこのどういう部分が祭りに関連しているのか、商店街を歩いただけでは分からなかった。Photo P 東急世田谷線の下り電車。(2014/9/30 13:04) 松陰神社通りのお店で「大ざる」を注文して昼食としたが、食べきれなかった。最近、大ざるではお腹がいっぱいになりすぎる感じがしていたが、とうとう食べきれなくなったようだ。40歳のとき胃の切除をしているのでもともと量は食べられなかったのだが、好物の日本蕎麦なら大盛りもなんとかなっていたのだが......。 蕎麦屋さんを出て、松陰通りを行くと世田谷線の電車が道を横ぎって行く。そこまでいけば、今日の行程は終わりである。街歩きMap。A~Pは写真撮影ポイント。地図のベースは、「プロアトラスSV7」。