仙台散歩 : 「6月28日 脱原発みやぎ日曜昼デモ」 杜の都をデモは行く!
仙台も梅雨入りして雨天、曇天が続くようになった。先週の「脱原発みやぎ金曜デモ」、水曜日の「『戦争法案』ゼッタイ廃棄! 6.24緊急県民集会」、金曜日の「脱原発大崎demo金曜行動」、今日の日曜昼デモと続いたが、皮肉なことに雨に降られたのは、梅雨入り前の先週のデモだった。今日も1日中雨の天気予報だったが降られずにすんだ。 曇天の錦町公園。(2015/6/28 14:15、27) 錦町公園には小さな野外音楽堂のようなステージもあるのだが、屋根付きの休憩所が最近の集会場所になっている。雨を避けるためかも知れないが、ベンチに座って集会の参加できる人もいて都合がよい。最近の参加者数がこの場所にちょうどよく見合っているということもある。フリー・トーク。(2015/6/28 14:19~28) 主催者挨拶は、9電力すべての総会で株主提案が否決されたことから始まったが、年々賛成票が増えていることも報告された。電力自由化や発送電分離が今後の電力会社の動きに影響を与えるだろうという話になって、「NPO法人 きらきら発電・市民共同発電所」の代表の水戸部さんから活動状況の報告があった。話は太陽光発電から燕の巣の放射能汚染が福島を遠く離れた石川県でも見つかった話に及び、福島の原発事故の生態系の影響が広範囲に及んでいることの危惧を訴えられた。 東北電力の株主総会への仙台市の対応を追求している「脱原発市民会議」の活動の報告、株主総会以後の市の対応などの話もあった。定禅寺通りは欅の青葉。(2015/6/28 14:43)県庁前は杜の都らしく。(2015/6/28 14:51)欅並木は中央分離帯にも(定禅寺通り)。(2015/6/28 14:52) 錦町公園を出発したデモが定禅寺通りに出ると、欅並木の圧倒的な繁茂に驚く。月1回だけの昼デモで見る緑の変化が大きい。先月は「青葉・若葉」とつなげて言った方がよかったのに、一月後には濃緑のボリューム感にあらためて気付いたのだった。毎週の夜デモでも見ているのだが、夕闇のなかの緑とは違うのである。 若い頃は、「杜の都」という仙台市の形容をどこか小バカにしていたように思う。少し郊外に行けば森や山に出てしまう田舎の都市はみんな「杜の都」ではないか。とくに市街地の公園緑化などに力を入れているわけでもないのに、そう思っていたのである。 その若かった頃から40年も経つと、定禅寺通りや青葉通りの欅はボリュームたっぷりに成長して、「杜の都」らしい雰囲気に大いに貢献している。しかし、皮肉なことに大きくなった古木はそろそろ寿命に達し始めて、並木の何本かは若木に植え替える必要があるのだという。 一番町にも小さい緑が。 (2015/6/28 14:57、15:02)「反戦」や「反核」も加わって。 今日も元気に、賑やかに。 (2015/6/28 14:58~15:05) 鳴り物も加わったデモは、日曜日で人出の多い一番町を今日も元気に賑やかに進んで行く。 いくつかのアピール・プラカードには「反戦」や「反核」の文字が見えるようになった。自公政権が繰り出す戦争推進法案に対抗するためだ。原発が攻撃されたらひとたまりもないのは自明だ。ますます、脱原発、全原発廃炉が必要なのだ。 戦争法案と原発再稼働を同時に目論んでいる自公政権はその大きな矛盾に気付いていないかのようだ。あるいは、それに気付いていながら、日本の国土がどうなっても戦争がしたいと考えているのだろうか。安倍自公政権の「知性」を考えると、その可能性を否定できないのが日本国民として情けない。 脱原発を実現することは、とりもなおさず原発推進の自公政権の否定に繋がらざるをえない。戦争法案が憲法違反であることと同じように、そもそも原発推進、原発建設は憲法違反だったのではないか。そんなことを考えている。福井判決からそのような理路が導き出せないだろうか。 休日の一番町は賑わって。 (2015/6/28 15:05、15:06) 欅トンネルを出てまたトンネルへ(青葉通り)。(2015/6/28 15:19、15:20)最後のコール。(2015/6/28 15:22) 一番町の狭い通りに植えられた木もだいぶ生長して立派になってきた。その一番町を抜けて、青葉通りに出ると地下鉄工事のために一番町近辺の欅並木はなくなっているものの、少し歩けば欅のトンネルである。 今日は曇り空だったが、この欅のドームは、これからの真夏のデモの大いなる味方なのだ。