906723 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

山行・水行・書筺 (小野寺秀也)

山行・水行・書筺 (小野寺秀也)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

小野寺秀也

小野寺秀也

Category

Archives

Recent Posts

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Rakuten Card

Favorite Blog

目が合った! New! 平安寺悠悟(へいあんじ・ゆうご)さん

予報通りに降りました New! 元お蝶夫人さん

街が変わるというこ… New! 木昌1777さん

付加価値税(消費税)… New! ひでわくさんさん

エコバッグが布団に… New! chiroakaさん

Comments

Freepage List

Headline News

2012.06.28
XML
テーマ:アユ釣り(7)
カテゴリ:アユ釣り

 東北の多くの河川は、7月1日がアユ解禁である。ここ仙台の広瀬川ももちろんまもなく解禁である。昨日までに何とか用事を済ませて、今日は(明日も)、アユの仕掛け作りである。

 トーナメントを志していた頃は、あらゆる河川、あらゆる水況、あらゆるアユのタイプを想定して、(完璧にはほど遠いが)たくさんの種類の仕掛を準備していた。だから、シーズンが終わると、使われなかった大量の仕掛けが残ってしまう。状況に応じて仕掛けを変えるといいながら、じつのところ仕掛けにも好みがあって、残るタイプのものは毎年残るのである。 残った仕掛けはやはりなかなか捨てられず、溜まる一方なのだが、古い仕掛けで競技にには望むということはさすがにしなかった。

 トーナメントを引退してからは、一時期はアユ釣りそのものができないときもあったが、地元の広瀬川で楽しんでいる分には、作り残しの仕掛けで四,五年は間に合っていたのである。昨年あたりからポツポツと新しい仕掛けを作り始めるようになった。
  幸いなことに、トーナメントに夢中になっていた頃に、ある釣り具メーカーのインストラクターだったおかげで、仕掛け作りに必要な品のほとんどは、たぶん死ぬまで間に合うくらいはある(今のようなのんびりしたアユ釣りであれば、ということだが)。材質がどれくらいで劣化するかという、ちょっとした実験である。

      ayu-0
              アユ釣り仕掛けの道具箱。

 上の道具箱を居間の座卓の横に持ちだして来て、仕掛け作りをする。大きな道具箱だが、競技に参加していた頃は、車に載っけて持ち歩いていた。ほんとうのところ、こんなに大きい必要はもう無いのである。針も糸もいろんな種類を持ってはいるが(だから、この箱にも入れてはいるが)、いまのように気ままになった釣りであれば、まったく使わない種類の針や糸が結構あるのである。今や、道具箱の飾りである。

 天井糸2組、水中糸はナイロン仕掛けで10組、複合メタル仕掛けで3組、モノフィラ・メタルで3組、針は5種50本(3本錨40本、4本錨10本)くらい作り終えたところで、完全に飽きてしまった。疲れたということもあるが、昔、あんなにたくさんの仕掛けを作っていたというのがもう信じられないのである。

 仕掛け作りをしながら、気分はそんなに晴れない。期待で心が浮き立つような状況ではないのである。
 昨年は、3・11の大津波で、河口近辺で待機中であっただろう早期遡上群が壊滅的な打撃を受けた。解禁日に川に入ったが、ハミがほとんどなかった。放流分のアユも解禁日には見えなかったのである。その後、いくぶんかは釣れだしたらしいが、私は解禁日に2時間ほど川を歩いてそれきりにした。釣らないことも、釣り人としての大事な行いだろうと思ったからである。

 天然アユ資源回復のため、9月中旬から旧市街地から下流を全面禁漁としたが、どれほどの産卵があったのか分からない(少なくともそれに関する情報は聞こえてこなかった)。
 今年は楽しみに毎日のように川を眺め、遡上を待っていたが、5月3日の大雨以降1ヶ月近く濁りが取れず、ようやく濁りが取れた頃には、またも6月19日の台風による大増水があって濁りが続いた。解禁1週間前くらいには、何とか友釣り可能なくらいには濁りが取れてきたが、「解禁はここでやろう」と思えるようなハミ跡のある場所は見つかっていない。

 それにしても、なぜ広瀬川の濁りはこんなに長く続くのだろう。3・11以降、川岸が崩落しやすくなっているのだろうか。

 こんな状況で解禁を待つのは、「ストレスフル」というよりは「憂鬱」そのものである。広瀬川河畔に住む身としては、義務であるかのように解禁を待っているのである。

 幸い、今年は仲間と県外の川で一緒に釣ろうという約束がいくつかできている。私としては、しばらくアユ釣りから離れいた(初めは実質的に、最近は気分的に)自分をふたたび立ち上げるリハビリテーションの年だと考えている。
 だからなおさら、地元の広瀬川に強い期待を寄せているのだが。

 






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.07.09 22:56:33
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X