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テーマ:街歩き(661)
カテゴリ:街歩き
今日も夕方の町の中に散歩に出かける。先週は「大飯を止めろ!女川再稼働するな!子供を守れ!汚染はいらない!みやぎ金曜デモ」で一番町、青葉通りを歩いたが、今日は、宮城県庁前の勾当台公園へ行って戻るだけである。 ちょっとした心理的障害を乗り越えて、ひとり散歩に出かける。といっても、途中まで毎朝のイオとの散歩コース、西公園や定禅寺通りである。仙台に長いこと住んでいて、とくに珍しい観光スポットがあるとは思えなくなっているのだが、それでも定禅寺通りのケヤキ並木は迫力があると思う。60年くらいでこんな深い森のような印象を与えるケヤキはほんとうに偉い。人間には滅多にいないが、「存在に徳がある」のだ。 この定禅寺通りの先に勾当台公園がある。今日、そこで開催されるのが「原発やんだっちゃ! 金曜日の会」の集まりである。主催は「原発やんだっちゃ医療有志の会」ということである。Twitter情報では、今週の「脱原発みやぎ金曜デモ」はこの集会に合流、そちらの次回は8月3日(金)である。 集会はフリースピーチ形式というのか、主催者の挨拶のあと、希望者が次々に思いを語るのである。ときどきしんみり、ときどき激しい怒り、ときどき絶叫、そしてときどきシュプレッヒコール、と進行していく。
集会は、予定通り1時間で終了である。最後のシュプレッヒコールの頃には、空は美しい夕焼けである。「太陽は明日を昇るためにこそ、今日を沈むのである」などと、じつに柄にもない感傷的な気分がよぎる。「絶望」と「希望」を「感傷」で薄めてはならない、とは思うものの。
[1] うのさえこ「絶望こそが希望である」『週間金曜日』2012.7.27(905号)、 p. 34。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.07.28 11:54:25
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