
仙台の寒さの底で。 (2014/2/7 18:17)
昨日から冷え込みが厳しい。昨日の朝の散歩から、最高バージョンの防寒着に変えた(重ね着を増やしただけだが)。これはパッチと言うのだろうか,それとも股引? いわゆるズボン下(underpants)を今年はじめて穿いてデモに出かける。
大丈夫、まったく寒くない。むしろ、汗をかかないように気をつけなければ、とゆっくり勾当台公園に向かったのだったが、足の先、手の先はすこしずつ冷たくなってくる。
代謝が落ちて、年年寒さに弱くなっていくのがよくわかる。かつては山上湖で夜釣りをしながら、早朝の釣りに備えて雪の中でそのまま眠ることもあった。目が覚めたら、目の前を狐が歩いていく。一瞬目が合ったが、何事もなく通り過ぎて行ったのだった。狐も私も風景の小さな小さな部分を生きていたのだ。
いかん。若い頃の思い出に浸るようになったらますます心が寒く萎びてしまう。とまれかくまれ、デモの話である。

カメラマンは大阪からの参加者。 (2014/2/7 18:46)
主催者から、「スピーチでは東京都知事選挙の脱原発派候補の支持、不支持の話は遠慮してくれ」という趣旨のやんわりとした注意があった。スピーチの時間に遅刻することが多いが、私が聴いていた限りでは、さすがにそんな話をする人はいなかったように思う。主催者としての気遣いだが、ここの参加者にはそんな心配は無用のようだ。
スピーチした人のなかに、「大阪から仙台のデモを見に来た」という若い人がいた。その人は、デモの後になり、先になりして熱心にデモの様子を写していた。

一番町を行く(1)。(2014/2/7 18:50)

一番町を行く(2)。(2014/2/7 19:01)
デモの前に〈たか〉さんから「無料配布です」と一枚のCDをいただいた。紅次郎という人の『PROTEST SONGS』という音楽CDである。
帰宅してさっそく聴いたが、私のような年寄りにもとても馴染みやすいバラード風の歌がいくつか収められている。優しげないい声の男声ヴォーカルである。
『道無き道(原発無くせ Full ver.)』
lyrics: 紅次郎
http://www.youtube.com/watch?v=Eb-naruOwF8
誰かのために 明日のために
道無き道を ボクらは歩く
自分のために 子供のために
子供の子供 そのまた子供に
ボクら手を取り合って 前だけを見つめて
未来のために 100万年後のために
道無き道を ボクらは歩く
拳を高く挙げて 前だけを見つめて
福島のために 東北のために 日本のために
原発無くせ!
Na na na na ~
原発無くせ! 原発無くせ! 原発無くせ! ………
作詞、作曲の紅次郎さんの、「原発に反対する歌です。/また、原発に反対する人達へのエールでもあります。/原発をなくして子どもたちに安全な未来を!」のメッセージが載っている歌詞カードも付いていた。
もう一つ、とても気に入ったフレーズがある。
『そこに愛はあるのか』(部分)
~原発利権に群がる金の亡者たちに捧げるバラード~
lyrics: 紅次郎
http://www.youtube.com/watch?v=oqRIBCe57OU
(………)
君の胸に手を当てたら ほんの少し考えてごらんよ
それはとても単純なことさ きっと君にも分るはず
そこに愛はあるのか‥‥‥
放射能の雨が降る ボクの小さな小さなアパートの屋根に
皮肉なもんだな それは君のその広い広い庭にも
同じ雨が降り続く
(………)
紅次郎さん:
Twitter : https://twitter.com/benisama
Website : http://peace.rgr.jp/cojirou